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by ruhiginoue

ちゃんと根回ししていたということだろう

 「国連新決議案に中ロが不支持 北朝鮮ミサイル発射問題」
 ということは、北朝鮮はちゃんと根回ししていたということだろう。
 そもそも北朝鮮は、衛星開発途上国として届け出るなど建前では国際条約上の手続きをすべて整え事を進めており、発射=安保理決議は難しいと指摘されていた。

 
そしてロケットが発射に失敗して落下してこなければ、日本上空は1000kmを越えて飛ぶことになり、国際法上の慣例である領空侵犯100km(一般的に大気圏の境界はだいたい100km
)に該当しない。
 また、テポドン2の改良型で射程8000kmとして、その通りに発射されたなら、上空1000kmの大気圏外に到達し、射程高度が100km程度のSM3では撃墜が不可能で、現在、この高度の弾道ミサイルを迎撃する軍事的システムは存在しない。
 すなわち北朝鮮が本当に人工衛星を軌道上に乗せられたかどうかは疑問だが、いちおうの手続きを踏んでおり非難がしにくく、かつ、軌道上までロケットを打ち上げることができれば、それはアメリカに到達する大陸間弾道弾ミサイルを持つことができるとのメッセージになる。
 ということは、今回の発射に至ったのは北朝鮮の戦略的勝利である。
 だから、発射したこと自体は倫理的な見地からケシカランとしても、国際政治的な見地からは、発射した側を責めるよりも発射されてしまった側の失敗が問われなければならない。
 そんな失敗をしてしまったのは、政治家がこの件に便乗することばかり考えていたからだ。身近に落ちれば危機感を持つなどという石原都知事の不謹慎な発言は論外としても、政策の失敗や行き詰まりから国民の目を逸らそうという政府が(それをやるのは勝手だが)そればかりに腐心してしまい。外交がおろそかになってしまっていた。
 だから、くりかえしになるが、やってしまった外国政府より、やめさせられなかった自国政府の不手際とお粗末を問題にしなければならない。国民は、外国政府には口出しできないが、自国政府には口出しする権利がある。主権者としての自覚を持ち、受動的な態度を改め、外国にやめろと言って騒ぐよりも、自国にやめさせろと要求しなければならない。
 
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by ruhiginoue | 2009-04-07 12:12 | 国際 | Comments(0)