コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

姓名について最高裁の判断

 読めない当て字の命名が増えているそうだが、ここで危惧されるのは、親の独り善がりによる凝り過ぎの名前が子供にとって迷惑な場合もあることだ。
 最近、死刑執行された囚人のなかに、変わった名前のため学校などでイジメに遭いつづけてひねくれてしまい、あげくに凶悪犯罪を起こしてしまった人がいた。もちろんこれは極端な例だが、そこまでいかなくても、親がほんとうに子供を思っているとは考えられないような行き過ぎの命名があり、親の命名権を剥奪しろという意見もある。
 逆に、凝った姓名にしたくても、法律で字が制限されていて出来ないこともある。
 これについては裁判にもなっていて、その最高裁の判断では、姓名とはあくまで身分関係を公証するものだから、それ以外ではどんな姓名を名乗ろうと禁止はされていないので、戸籍法の規定は合憲というものだ。(最高裁裁判集民事一四〇号一〇九頁を参照)
 つまり、好きな姓名を名乗りたい、逆に、嫌な姓名を名乗りたくない、ならば、通称を使用すればいいということだ。人を欺く意図があれば偽名として問題になることがあるけれど、通称はかまわないし、かなり広い範囲で使える。
 だから、政治家でも不破哲三とか森田健作とか、さらに横山ノックだのコロンビアトップと名乗っていたりする。タレント議員の野末陳平という人がいたが、彼には『姓名判断』という著書もあって、それによると、もとの戸籍名は野末和彦だったが、選挙に出るには通りが良い芸名を名乗り、本名は占いの字画から不運なので芸名を本名に変更したそうで、タレントとしても政治家としても通りが良いことから、家庭裁判所に申し立てしたら直ぐに通ったそうだ。
 また、政治家は公人なので通称だけでなく戸籍ではどうかということも明らかにしなければならないが、私人であればプライバシーとか個人情報なので、当人が自ら明らかにしていないのに暴露しては違法となる。
 ということなので、みんな好きに名乗ればいいのだ。 

人気ブログランキングへ
 
 Excite エキサイト : 経済ニュース
[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2009-04-25 05:03 | 司法 | Comments(0)