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by ruhiginoue

防衛医大教授と植草氏

 植草もと教授について、冤罪を訴える被告や支援者らの言い分は、そちらを直接参照して各々が考えるべきことだが、ここで問題としたいのは、同様の事件で防衛医大教授が最高裁で逆転無罪となったこととの整合性である。勤め先への「政治的配慮」ではなかったかとの疑惑でいっぱいだ。
 植草もと教授の件では、真実は不明としても陥れられるだけの政治的背景はあるというのが大方の見方だろうし、少なくとも同じ証拠のレベルで、見方によっては防衛医大教授のほうが有罪立証のレベルが高いと言えるのだが、なのにここまで最高裁の対応が異なるとは露骨である。
 現実の体験として、医療裁判において防衛医大の弁護士が恥も外聞も無く政治的な対応を請求する姿を目の当たりにした者としては、植草氏についてはよく知らないけれど、この裁判については憤りを感じる。
 ちなみに、前の現場となった品川駅の事件だが、そこのエスカレーターに乗ると、対抗側のエスカレーターの乗客たちから丸見えだから、悪いことが出来る環境ではない。
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 唯一の証拠である警官の証言は、階段から目撃したというもので、その場からだとエスカレーターとの間に仕切りがあって見えず、物理的にありえない内容だった。
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 しかも、防犯カメラの録画を弁護側が証拠申請し、これはやましかったら絶対に申請できないが、そうしたらなぜか録画が消えていた。普通は当分保存しておくし、まして現行犯逮捕があった現場では警察が保全するのだが。
 他にも奇妙な点がいろいろあり、不可解な有罪となった。これでは「国策捜査」及び追認の裁判だと勘ぐられても当然だろう。
 それはともかく、個人的な感覚では、有罪とした裁判官が、扱っている事件とは別の事情により植草氏に反感を抱いていたことだけは間違いないと思っている。そのような場合、不利な判決にするだけではなく、判決文に汚い言葉を書くことが多いからだ。
 実際に植草氏を有罪とした判決文では、極端な言葉が使用されていた。「犯行」について、そもそも鏡でスカートの中を覗き見するのは子供のやる悪戯で、有名な例では『チャーリー&スーピー』というスペイン映画で主人公の悪ガキたちが靴の爪先に鏡を付けて覗きまくっていたけれど、だから「いい大人が子供の悪戯と同じことをして迷惑行為だ」と批判するならともかく、ここで引用するのがためらわれるような気色の悪い表現で、ようするに被告は変態だと罵っていた。
 つまり、行為からだけではわからない内心について論証不在の人格攻撃をしていたのだ。こんなことは、有罪にするとしても不要だ。
 このようなことは他の裁判にも見受けられ、差別的な表現まで用いられることが最近では目立ってきた。ただし、それで憤激する人はいても屈する人はほとんどいない。そこが裁判官たちの甘いところである。


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by ruhiginoue | 2009-04-26 03:12 | 司法 | Comments(0)