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by ruhiginoue

警官の発砲

 神奈川県で、警官の職務質問から逃げようとした男性が警官の銃撃を受けて重傷を負い、車いす生活になったとして損害賠償請求訴訟を起こしていたところ、横浜地裁は、発砲に違法性があったとして、警官の使用者である神奈川県に1154万円賠償命令の判決をした。
 判決では、発砲にさいして言葉で警告はしたが、その次に威嚇射撃をするとの規定を守らなかったことが重く観られた。
 車で逃げようとした男性がパトカーにぶつけようとしたため威嚇発砲は出来なかったというのが警察の抗弁だが、それを正当と言えるほどの緊急事態だったとは認められないとの判断である。
 つまり、警官といえども、拳銃を合法的に所持し市民に向けて発砲する特権を与えられている以上、その行使にさいしては規定を遵守するべきで、なのに違反していて、では規定に反しても許される場合に該当するやむを得ない事態だったかどうか調べたところ、該当しなかったという判断になったということだ。
 このように、問題は具体的な内容であり、その程度のことはほとんどの一般人でも理解できる。ところが、ネット上に、警官がすることには文句を言うなという実に単純な判決批判や、原告と裁判官への中傷誹謗が反乱していて、実は警察相手の裁判ではよくあることなのだが、もしかしてと送信元を辿るとやはり警察署内部であることが多い。ところが、これを問題にしても裁判所が受け付けない。
 本件も、過去の例から、控訴審では警察の逆転勝訴になると予想している。いまごろは早速、警察と県の担当者が、警視庁上層部と面談して、高裁と談合しているはずだ。そして、どの裁判官が出て来るか、裁判ウォッチャーたちは予想しあっている。さて、誰が正解するか。

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by ruhiginoue | 2009-05-28 13:36 | 司法 | Comments(0)