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by ruhiginoue

潜在的被害者からの意見は無しか

 臓器移植法改正案について「A案」推進の議員たちが集会を開き、同案の成立を求める議決をして全国会議員に送付する予定だそうだ。
 しかし、小児、成人を問わず、被虐待者からの臓器提供(強奪というべきだ)を防止するためにも「A案」の成立が不可欠だと強調しているが、それにしては、その被害者となりうる側からの意見が述べられたようではなく、日本医師会の参与、臓器移植者患者団体連絡会の代表幹事、日本移植学会の理事長ら推進の側すなわち潜在的加害者の側にいる人たちが意見を述べたようだ。
 ほんとうに、不正な臓器摘出すなわち殺人を防ぎたければ、児童虐待の問題に取り組んでいたり、身体障害者と知的障害者の人権擁護に取り組んでいる人や団体からの発言を招き入れなければならないはずだ。
 また、国内の臓器提供を増加させ、それによって国際規範を順守するための案だとも言うが、これは逆だ。国際規範を遵守できるように医療倫理を高めることで、不正の心配を可能な限り無くして国内の臓器提供を増加させる、と言うべきだ。
 さらに、米コロンビア大の肝小腸外科部長ら3人の医療関係者が意見を述べ、同部長によると米国では現在「各施設・各臓器の5%を超えない範囲で外国人の移植手術を行っているが、その5%枠を頼って来るのは日本人だけではなく、世界中から移植希望者が訪れる」と指摘し、日本は「医療先進国」と言われているだけに、今後も移植手術を自国で完結できないとなると、国際社会から「批判の目が向けられることは十分にある」と訴えたそうだが、それなら正直に「日本は医学界の倫理観と人権意識が低すぎて、臓器移植など恐ろしくてできない」と言うべきだろう。
 この「A案」に賛成したのは46学会だと言うのも、「会長になりたい人の数だけ学会がある」という皮肉ではすまされない言葉を踏まえたら失笑ものである。
 この問題については、以前にこのように述べた。

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by ruhiginoue | 2009-06-04 00:31 | 政治 | Comments(0)