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by ruhiginoue

これでは児童ポルノ問題を解決できない

 児童ポルノ規制法について、与野党が摺り合わせをして改正案成立するそうだが、そもそも「単純所持」を犯罪として取り締まれば良いという発想が間違っている。
 今すでに違法な「販売目的所持」は、悪いことをして儲けようというのだから犯罪で当たり前だが、自分で鑑賞するために持ってるのは、良くないことではあるけれど、そんなことをしている人は心の病気だろう。その原因は、幼少時にショッキングな体験をしたり、中には自分が虐待を受けていて、その反動だった場合もある。
 単純所持を犯罪として取り締まっている外国の例をみると、その一方で、心の病気を治療するためカウンセリングやセラピーを受けるのであれば刑罰は見合わせるという制度となっている。
 アメリカの例だが、成人でありながら未成年の少女を好む男性がいて、ポルノ鑑賞はもちろん買春もしていたのだが、なぜか14歳にこだわっていた。彼は逮捕され、警察が調べているうちに、その年齢へのこだわりが不可解なことから精神科の専門医師に相談したところ、医師が彼と面会して話しているうちに判明したことがあった。
 彼は14歳の時に、同級生の女の子との初デートを、母親から妨害されていた。当日に仮病を使い息子に看病させることで行かせなくした。そうまでして母親は、息子を自分に従属させておきたかったようだ。他の言動からも、子供をいつまでも支配下に置きたい親であることが明らかだった。倒れた母親が仮病だったことを知った彼は衝撃を受けたが、呪縛を振り切って独立したいと願った。そこまでは良かった。ところが、その思いが歪んでしまい、大人になる最初のきっかけを壊された14歳の時をやり直そうとして、14歳の女の子にこだわったのだ。
 そこで、発想を変えるように専門医が指導することにした。たしかに14歳の時は悔しかった。さぞ辛かっただろう。けれども、その思いを児童ポルノや児童売春で克服することは間違いだし不可能だ。他にもっと合理的な克服方法を模索しよう。そういうことになった。そのため医師は責任を持ち、また被告はきちんと働いているため医師に治療代を支払い続ける収入があるので、刑務所に入れるのではなく、これまでどおり働きながら治療を受けるほうが合理的という結論となった。
 そこまでの対応をして、はじめて解決できるというものだろう。ところが日本では、そこまで出来る状態ではないし、今回の法案も、それ自体の内容が薄っぺらである。ただ禁止しただけでは、原因を取り除いていないので地下に潜るだけだ。そして禁酒法とアル=カポネのような関係が出来れば、より悪質化し、反社会的団体の資金源になる。 

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Commented by Piichan at 2009-07-11 11:25 x
児童ポルノ規制反対運動の最大の失敗は、反対運動が、アニメ、漫画といったサブカルチャーにとどまってしまい、全ての娯楽に連帯の輪をひろげられず、一般層へのアピールができなかったことだとおもいます。
Commented by ruhiginoue at 2009-07-11 14:26
 サブカルチャーだけだと、その名の通り既に潜っている印象ですからね。
 また一部のマイナー趣味も、カウンターカルチャーと呼ばれるようになるべきではなかったかと感じてもいます。
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by ruhiginoue | 2009-07-11 09:17 | 司法 | Comments(2)