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by ruhiginoue

ホリエモンの指摘

 インターネットと政治の関わりについてのシンポジウムで、ホリエモンこと堀江氏は、
 「アメリカで起きたことが日本でも同じように起こるとは思えない。アメリカは日本よりも若い人が多いが、日本はネットとは関係ない高齢者が多い。いくらネットで議論しても実際の政治に反映されるのか疑問だ」
 と、述べたそうだ。
 実際、歴史的に、フランス革命とか明治維新とか、社会的に大きな変革があったときは、常に人口の年齢構成で若者の比率が高いと指摘されている。
 今、日本は高齢化社会だが、選挙とか市民運動で老人たちがインターネットを知らないから使えないのはもちろん、若い世代に対して古めかしいやり方を得意になって「指導」しようとし、これに異を唱えると、これまでの自分たちの努力を否定されたと言って怒り、努力は認めるが悪戦苦闘で結局は敗北してきた歴然とした事実を指摘されると、これまた老人独特のブチ切れ方をされてしまう。
 例えば映画製作で、CGを駆使したVFXをどのようにプログラムするかという話に対して、「コンピューターなんてケシカラン。我々がミニチュアを吊っている糸を目立たないようにしてきた努力を否定するものだ」と言って怒る映像作家がもしいたらどうか。これと、ちょうど同じことである。
 また、かつての「革新系」は、機械化と聞いただけで脊髄反応的に「合理化」「人員削減」「首切り」「失業」と連想し、猛反発してしまう。それで、コンピューターなどにも、拒絶反応が多い。かつて『男はつらいよ』のタコ社長が経営する印刷会社のような町工場で修行した職人が、コンビューター導入で職を追われるなどの事態があったからだ。
 その反映の一つが、例の国会質問の裏話だ。共産党の佐々木憲昭議員が、「ムネオハウス」の横断幕の写真をパネルにしてかざし、「鈴木さん、あなたは私たちの友達です」と書いてあるのに国会も視聴者も爆笑したが、この写真を国会質問に使うから、すぐに東京へ送るよう北海道支部に指示したところ、電話でこんなやり取りがあったそうだ。
 「急ぐなら速達にしたほうがいいですね」
 「それでは間に合わないよ」
 「では、航空便にしますか」
 「なに言ってるんだ。電子メールに画像添付して送信すればいい」
 「どうやるんですか」
 「国会議員の秘書が、今どきバソコン使えないのか」
 (根拠 『ムネオ疑惑追及300日』 日本共産党国会議員団鈴木宗男疑惑追及チーム編 新日本出版社)
 だから共産党は選挙のたびに得票がやや増えているのに議席は減ってしまうのだが、聞く所によると党内の若い連中はけっこう悩んでいて、しかし何を言っても老人たちが聞く耳持たない。そして「二大政党とか言って民主党ばかりマスコミが持ち上げるからだ。民主なんて自民と変わらない」と愚痴る。それはその通りだが、せめてインターネットを覚えてから言うべきだろう。
 
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by ruhiginoue | 2009-08-15 14:13 | 社会 | Comments(0)