井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

猫になりたがる人間

 国連は,日本の法律について、女性だけが離婚後半年間は結婚できない期間がもうけられていることについて、差別的な規定であるから撤廃すべきだと勧告した。
 これについては、前から指摘されてきた。昔はそれなりに意味があったけれど、現在では、DNA鑑定など科学的な証明ができるのだから、無意味になっていて、なのに規定が変わっていないのは差別につながるということだ。
 あと、昔と違って、法的あるいは社会的な制度である婚姻と生殖とは関連が薄れている。その点でも無意味化している。
 猫は、よく初めて会った猫とは顔を近づけ合い、互いに顔の腺から出る臭いを嗅いで、親類か否かどうかを確かめている。一度も会ったことがない親兄弟姉妹もいるから、同族での喧嘩や近親結婚を防ぐためだ。
 このような機能が人間サマは退化したうえ、財産などというものが絡むから、代わりに進化した脳を使って、民法だのDNA鑑定だのと、面倒なものを拵えないといけなくなったのだった。
 『人間になりたがった猫』という寓話では、それに失敗して死ぬ猫が、猫は猫らしく生きるべきだと遺言し、それに仲間は従う。人間も、科学が進歩したおかげで制度の呪縛から解放されつつあり、そのうち『スタートレック』のように財産なんて無意味な社会となったら、ほんとうに猫のように生きられるのだろう。

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Commented by ikkei at 2009-08-23 09:20 x
 昔読んだ短い童話(新聞に掲載された童話大賞だったかな?)では、近未来の人間には猫のようなしっぽが付くという「進化」が描かれていました。そのしっぽの動きによって相手へのコミュニケーションが豊かになり平和な世界が訪れる? という設定でしたが、確かに他人と会話するのが面倒な時、尾が口ほどにものが言えたら便利でしょうね。我が家の不精な駄猫は暑い夏に不満気で、惰眠をむさぼりながら、しっぽをぴたん↓ぴたん↓床にタイピングして、夢の中でも「秋への扉」を探しているようです。__残暑お見舞い申し上げます。
Commented by ruhiginoue at 2009-08-23 12:19
 猫は呼ぶとよくシッポで返事しますが、それを手塚治虫の『バギ』が取り入れてました。
 猫は寒いのも暑いのも嫌いで、夏は猫がいるところが一番涼しいと言われ、小林まことの『マイケル』でも熱帯夜に猫の寝所を横取りする人間の場面がありました。
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by ruhiginoue | 2009-08-21 19:45 | 司法 | Comments(2)