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by ruhiginoue

「24時間テレビ」を見なくなったわけ

 夏の恒例のチャリティー番組「24時間テレビ」については、ボランティアであるべきなのに、出演する芸能人が出演料をもらっていたり、提供の企業が宣伝を流していたり,慈善事業にしてしは商売の部分がしっかりし過ぎているとか、募金とどう関係があるのかハッキリしないマラソンなど奇妙だ、という批判がある。
 個人的に言うと、この番組を少年時代からよく見ていた。手塚治虫らによる特製の長編アニメが主に楽しみだったけれど、チャリティーについても、一年かけて貯めた一円玉と五円玉の貯金を毎年寄付していた。
 それが一気に気持ちが冷めた。番組内のレポートで、アフリカなど貧しい国の子供たちを助ける物資の値段について、
 「私たちが、映画を観て、帰りに喫茶店でお茶を飲む、その料金一回分で、予防注射ができるのです」
 と言うことに対し、出演していた女優の宮崎美子が、
 「でも、映画を観たりお茶を飲むことだって、私たちにとっては大切なことであるはずですよ。例えにしても、比較することなのでしょうか。それを言ったら自衛隊の飛行機だって」
 とまで言ったら、司会の日本テレビアナウンサー徳光和夫が遮ってしまった。
 自衛隊の飛行機とは、当時「五次防」で導入されたF-15戦闘機のことのようであった。これは先代のF-4の5倍になる約100億円で、高額すぎではないかと言われていた。ちょうどその時だった。
 宮崎美子は、自衛隊の飛行機が要らないと言ったのではなかった。娯楽や嗜好品だって、それなりに大事なことであり、国防が大事という人もいるだろう。なのに、なぜ単純に値段で比較するのか。それでも比較するなら、千数百円は引き合いに出し百億円は不問なんて変ではないか、ということだった。
 しかし、そんなちっぽけなことでも、政治的な問題になることはタブーのようだ。たしかに、それがテレビの現実だ。これを知った以上、奇麗事だけ見せられるのは不愉快だ。だから、小銭貯めた寄付はその後も毎年続けるけれど、番組はアニメ以外みない。そう決めたのだった。

それらアニメの一例



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by ruhiginoue | 2009-09-03 23:52 | 芸能