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by ruhiginoue

自民党に妻殺しを強いられた男性に同情判決

 山口地裁の裁判員裁判で、介護に疲れ妻を刺した男性(63)に執行猶予付き判決となった。被告は自宅で寝ていた妻(60)の首を包丁で刺し、10日間のけがを負わせ、直後に殺鼠(さっそ)剤を飲むなどして自殺を図ったが死にきれず、自首した。妻は脳出血で倒れてから寝たきりで、それから十数年、被告がほぼ一人で介護していた。
 このような事件はほかにも度々起きている。こんな事態に陥らないために、社会保障制度を整備しなければならなかったはずで、ところが、介護保険料が収入から天引きされる制度が出来て久しいけれど、かなりの欠陥制度だと言われているし、そもそも、この類いの費用は消費税によらなければならないのではなかったか。
 七十年代に「一般消費税」が検討されたが、行財政改革(行革)を行い「増税なき財政再建」に方針が転換された。もちろん、これも福祉などが切り捨てられると危惧されていたが、無駄遣いの是正は必要ではあったから、いちおうは善しとされた。
 ところが、無駄遣い問題が解決されていないのに、二十年前に、消費税が導入された。これでは無駄遣いの財源になってしまうと猛反対があったけれど、これから高齢化社会になるから福祉費用の財源を確保しなければならず、だから多少の問題があっても待ったなしなのだと政府は言っていた。
 それで、一度は導入された消費税の問題を是正するために、細川首相の非自民連立政権が、消費税を廃止して、その代わりに制度そっくり利用して「国民福祉税」を創設して目的税化しようとしたが、そのためのいろいろな課題を乗り越えられず、成功しなかった。
 そして、なりふり構わずあちこちと連立することで復活した自民党政権は、消費税率上げの最悪のタイミングで景気を悪化させてしまううえ、それまで福祉目的だったはずの消費税収入とほとんど同じ金額の大企業減税をした。では、お陰で雇用が確保されるなどの恩恵があったかというと、非正規雇用の実態など、もう説明するまでもないだろう。
 それでも、大企業様様なのだから優遇するべきだ自民党は常に絶対正しいと声高に叫んでいたのが「御用マスコミ人」たちで、その人たちは今,長く続いた自民党政権に寄り添い安住してきたけれど、取り乱して醜態をさらしてた。とくに、読売オーナー渡邊の茶坊主・三宅久之がテレビで怒鳴りまくる姿は無様だったと大評判だ。
 とうてい真面目にやっているとは考えられない政策をしたり、政策そっちのけで「戦後レジームからの脱却」などと、国民生活とは無関係な、ネットウヨにでも任せておけばいいイデオロギー論争ごっこに明け暮れていては、選挙で負けるに決まっている。
 つまり、もう誤魔化しがきかなくなっており、だから、民主党その他が良いとは思っていなくても、あまりに酷い自民党に、国民は怒り呆れたということだ。
 そんな背景があったから、介護疲れによる事件は悲しい事件として受け取られ、裁判官も裁判員も共に同情判決としたのだろう。
 
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by ruhiginoue | 2009-09-09 17:44 | 司法 | Comments(0)