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by ruhiginoue

子供殺しと知的障害者

 ちょうど『アルジャノーンに花束を』のように、知的障害のある成人男性が子供と一緒に遊んでいて、その子供たちの中の一人が何者かに殺されたとき、その知的障害者が犯人として逮捕されたが、犯人ではないとして無罪判決となる事件があった。
 殺された子供の母親は、あの人が犯人だとばかり思っていたから無罪は意外だと言っていたけれど、それは印象でしかなく、証拠を調べたら色々とおかしかったのだ。
 このとき犯人にされかかった男性は、警察署に連れて行かれたさい、凶器を目の前に置かれて「これを手で持て」と警官に言われたそうで、そうやって指紋を付けて証処捏造しようとした疑惑が持たれている。
 また、やはり小学生の女子が殺された事件で近所に住む知的障害者の男性が逮捕された事件で、死体を捨てた場所を指差している容疑者の写真を、犯人しか知り得ない秘密の暴露の証拠だと検察は主張したが、これについて容疑者は、警官がやって見せて自分と同じようにしろと指図したと言っていて、そう言われても普通は素直にやってしまったりはしないけれど、知的障害があれば話は別だ。
 外国にも、この種の冤罪事件はよくあり、アメリカでは、なぜ犯行を自供したのかという問いに知的障害者が「おしっこがしたかったから」と答えた話がCBSドキュメント「60分」で紹介されて有名になった。自分がやったと言えばトイレに行かせてやると警官に言われたそうで、そんなことで従うものかと信じられない気もするが,専門家によると、知的障害のため生理的な欲求があると、ちょうど幼児がそうであるように、そのことで頭の中がいっぱいになってしまい、他の判断が出来なくなってしまうのだそうだ。
 千葉県東金市で昨年9月に5歳の幼児が殺された事件で、殺人罪などで起訴された22歳の被告の弁護団は、「被告の自白は客観的な状況や証拠と合致しない。知的障害に乗じて誘導されており、犯行の事実はない」として、無罪を主張することを決めたそうだ。
 この件が具体的にどうかは裁判が進んでみないと解らないが,経験則上、知的障害につけ込まれた冤罪の可能性はあるだろう。
 「60分」でも言われていたことだが、偏見なら、まずは実際によく児童に性的興味からいたずらすることが多い牧師などに向けるべきだが、「聖職者」がそんなことするとは信じたくないとの心理が働き、逆に信じたい心理が働きがちな知的障害者などの人たちに向けられるのだろう。

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by ruhiginoue | 2009-09-14 09:38 | 司法 | Comments(0)