島田紳助擁護に説得力皆無
2009年 10月 16日
記事を書いた本多圭氏とは面識があるが、おかしい点は指摘させてもらう。
まず、芸能界が礼儀に厳しいことは常識だが、その実質が問題だ。それを本多氏は無視している。
上下関係の大切さを説くたけしの話を引き合いに出しているが、彼はその上下関係について過ちを犯した最たる人ではないか。他でもない例の『フライデー』殴り込み事件だが、これは妻子ある身でありながら、しかも相手が未成年者であるという、どんな社会でも許されない情交関係について追及されて、後ろめたかったたけしが、そのため暴力に及んだことは周知の通りで、そのうえまったくの私事でありながら弟子たちを巻き込んだため、むしろ古い体質の芸能界から批判が強かった。横山やすしが「行くなら一人で行け」と怒ったのはその代表だろう。その反省もなく説教するたけしを、どうして正論を吐いているとして引き合いに出すのだろうか。上下関係を悪用した人が、その上下関係の大切さを説くのでは笑いもとれない。
また、芸能界が社会的に認知されておらず地位が低かったから内部での上下関係がむしろ厳しくなったというのは、実際にそうではあるが、しかしこれは暴力団や暴走族と同じであって、褒められたものではない。だから芸人の地位向上と近代化により否定されてきたことは結構なことだ。
ただ、時代が変わっても、気持ちよく効率よく仕事出来るように礼儀が大切であることは変わりない。その点で手抜かりがあったとしたら、それは問題とすべきことではあるが、このことと、古い仕来りとを本多氏は区別せずに混濁させてしまっている。古いものは否定されても、普遍的な意義もあるから、そこは区別して、新人芸人も先輩芸人たる島田紳助も、互いに配慮し合うものと言うべきだろう。
なのに、どんな事情があるとはいえ知ったことではない視聴者を無視し、楽屋でやるべき感情むき出しをするとは、それこそ古くから言われる「舞台に立てば親の死に目に会えない」という、客が優先で自らには厳しくという芸人の道を踏み外した島田紳助というべきなのに、そちらを擁護するのは間違っている。これでは、すでに他の人たちから指摘されているとおり、御用記事、提灯記事と言われても仕方ない。情報をもらって記事にする立場はわかるが、ミエミエのことを書けば読者の信頼を失ってしまい、元も子もない。
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まず、芸能界が礼儀に厳しいことは常識だが、その実質が問題だ。それを本多氏は無視している。
上下関係の大切さを説くたけしの話を引き合いに出しているが、彼はその上下関係について過ちを犯した最たる人ではないか。他でもない例の『フライデー』殴り込み事件だが、これは妻子ある身でありながら、しかも相手が未成年者であるという、どんな社会でも許されない情交関係について追及されて、後ろめたかったたけしが、そのため暴力に及んだことは周知の通りで、そのうえまったくの私事でありながら弟子たちを巻き込んだため、むしろ古い体質の芸能界から批判が強かった。横山やすしが「行くなら一人で行け」と怒ったのはその代表だろう。その反省もなく説教するたけしを、どうして正論を吐いているとして引き合いに出すのだろうか。上下関係を悪用した人が、その上下関係の大切さを説くのでは笑いもとれない。
また、芸能界が社会的に認知されておらず地位が低かったから内部での上下関係がむしろ厳しくなったというのは、実際にそうではあるが、しかしこれは暴力団や暴走族と同じであって、褒められたものではない。だから芸人の地位向上と近代化により否定されてきたことは結構なことだ。
ただ、時代が変わっても、気持ちよく効率よく仕事出来るように礼儀が大切であることは変わりない。その点で手抜かりがあったとしたら、それは問題とすべきことではあるが、このことと、古い仕来りとを本多氏は区別せずに混濁させてしまっている。古いものは否定されても、普遍的な意義もあるから、そこは区別して、新人芸人も先輩芸人たる島田紳助も、互いに配慮し合うものと言うべきだろう。
なのに、どんな事情があるとはいえ知ったことではない視聴者を無視し、楽屋でやるべき感情むき出しをするとは、それこそ古くから言われる「舞台に立てば親の死に目に会えない」という、客が優先で自らには厳しくという芸人の道を踏み外した島田紳助というべきなのに、そちらを擁護するのは間違っている。これでは、すでに他の人たちから指摘されているとおり、御用記事、提灯記事と言われても仕方ない。情報をもらって記事にする立場はわかるが、ミエミエのことを書けば読者の信頼を失ってしまい、元も子もない。
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by ruhiginoue
| 2009-10-16 19:49
| 芸能