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by ruhiginoue

「パンが無ければケーキを食べればいい」

 政権交代したためか、日本政府は初めて「相対的貧困率」(国民の年収分布の中央値と比較して、半分に満たない国民の割合)を調べて発表した。すると、06年時点で15.7%で、貧困が先進諸国で際立っていた。
 こうなってしまったのも、ちかごろの自民党が、経済政策ではなくイデオロギー論争趣味の発揮ばかりしてきたからだ。
 もちろん間違った政策もしてきたから、その悪い成果が現れているけれど、それなら、そのつど修正して行くことだって可能だった。もともとそれが常識である。実際に、過去の自民党政権は、そうしてきた。
 ところが、それをしないようになってきた。どんどん加速度的に、そうなってきた。そして、安倍総理とか先日死んだ中川財務相といった、親からして大臣の御曹司たちは、「パンがなければケーキを食べたら」と言うマリー=アントワネットの自覚なき暴言と同じ感覚で、こうすれば日本は良くなると、おそらくは本気で思い込んで、「戦後レジームからの脱却」と唱えてみたり、NHKの戦争報道に文句をつけるなどしていたのだった。
 実は亀井静香氏も小沢一郎氏も、そういうことが最初は好きだった。ところが、経済情勢の変化により優先順位が入れ替わった時期から、方針を転換している。彼らは生粋の保守政治家だから現実主義者でもあったわけだ。
 そのため、自民党の最右翼だった人たちは、誰の空腹も満たさないイデオロギーばかりに夢中の党から去ったのだろう。そして、保守化しているのに政権交代となったわけだ。
 だから、前の政権が無茶苦茶すぎたので、代わった新政権が、この惨憺たる現状を改善することは、ある程度までは簡単に可能だろう。困難とか課題は、その後に来るはずだ。

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by ruhiginoue | 2009-10-20 18:36 | 政治 | Comments(0)