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by ruhiginoue

未成年者との「淫行」

 未成年者と「淫行」の罪に問われた男性が無罪になった裁判の話題が出たので、おさらい。
 07年、32歳の既婚男性が17歳の少女と性交渉をしたことで「淫行の罪」問われたが、名古屋簡易裁判所が無罪判決。
 「妻子ある男の浮気、不倫であり、道徳的に非難されるべきことには異論がない」としつつも、男性と少女の間に恋愛感情があったことを理由に、「単に自己の性的欲望を満たすだけの目的」で性交渉に及んだとは言い切れない、と判示された。
 セクハラのように上下関係を悪用したものではなく、金銭授受もなく、一定期間以上の交際があり、双方とも好意を持った間柄ということを重視した。
 既婚者の不倫は結婚前提ではないが、それだけでは性欲のためだけとは言えない。結婚していても、あとから他の人をもっと好きになってしまうこともあれば、複数の異性を同時に同じくらい好きになる人もいる。
 むしろこれまでの機械的な捜査こそずさんというべきだ。妻子持ちなら直ちに淫行に問えるというのは安易だし、かつては婚前交渉をしたら片方が未成年だからと婚約相手を淫行で逮捕という異常事態すらあった。
 もちろん不倫は問題だが、それは配偶者が民事で訴えるのが筋。刑事事件にすることではない。この場合、妻が、夫とその不倫相手に慰謝料を求めるべき。不倫相手が未成年なので、親に監督責任を問うことになり、夫の責任と過失相殺されるだろうから慰謝料は低いだろう。
 つまり、この件を訴えたのは保護者だから、それによって保護者は娘の相手の男の妻に、慰謝料を支払うはめになるだろう。


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by ruhiginoue | 2009-11-18 14:54 | 司法 | Comments(0)