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by ruhiginoue

子役の名演

 子役について、最近の子は上手になっているのではないかという記事の下にしっかり「劇団ひまわり」のホームぺージがリンクされているので、もしかしたらPRかと疑っているが、「ひまわり」を含め昔から上手い子役はいっぱいいた。
 『あばれはっちゃく』など子役を演出することで定評がある山際永三監督が言っていたが、まずは上手な子供を選ぶことが大事で、そのためには使えない駄目な子を除外しなければならず、児童劇団から売り込まれた子は駄目だそうだ。
 なぜなら、そういうのはだいたい、何らかの事情により親の影響を気にして、ぜひ使ってくれという子であるか、あるいは、学校の優等生タイプの子だから。
 親が有力者なので、というのは良くありそうなことで、しばしばテレビドラマのネタにもなっていて、きっと製作する側の当てこすりではないかとも思われる。
 優等生は、ちゃんと台本を読んでセリフも憶えるけれど、そのことと演技や表現力とは無関係である。むしろきかん坊くらいのほうが芸達者だったりもする。
 羽仁進監督の代表作『不良少年』では、リアリティを出そうと本当にグレてる少年たちを出したら、セリフなんて憶えないし台本も忘れたり無くしたりとひどいものだったから、仕方なく監督が読んで聞かせたら少年たちは大笑い。嘘臭すぎるということで、では君ならどう言うかと質問して、話し合いながらセリフも作り直しつつ撮影し、生き生きとした演技となって上手く行ったそうだ。ここで、もしも「真面目」な子役だったら、お仕着せに文句も言わずやってくれて、それで撮影はスムーズに進み、しかし映画は駄目になっていたはずだ。
 何か表現するとは、子役に限らず何らかの葛藤があればこそで、もともとそういうものだろう。
 

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子役の演技、昔よりも上手になっていませんか? | Excite エキサイト
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by ruhiginoue | 2009-11-25 23:39 | 芸能 | Comments(0)