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by ruhiginoue

アメリカで冤罪頻発により死刑急減

 「足利事件」がDNA鑑定の技術的進歩から冤罪が明らかとなり、また飯塚事件もDNA鑑定が間違いだと指摘されたが既に死刑執行された後であった、との問題が起きているが、アメリカでも同様に誤審が明らかとなる事態が続出したため、このところ死刑判決が急減しているそうだ。
 二一世紀に入ってこれだから、今まで死刑になった人のかなりの部分が冤罪だった可能性がある。中世に刑罰を受けた人のほとんどは無実だろうと言われるのも当然だろう。
 特に死刑は政治犯など一部を除けば対象が殺人事件であることがほとんどなので、被害者が「死人に口なし」のため犯人がわかりにくい。だから他の事件より冤罪の可能性が高いうえ、しかも凶悪犯として重刑であるため取り返しがつかない。つまり誤審による危険が二重なのだ。
 アメリカの場合、陪審員制度があるため、日本の裁判員制度とは違い、市民が官僚の独走を抑制する機能があるのだが、市民の側が偏見を持ってしまえば本来のチェックが出来なくなるとの問題があり、その多くは人種差別だと指摘されている。
 日本でも「狭山事件」のように差別などによる偏見が介在していて、そうした偏見を排するには科学的になることだが、そこにも問題があって、理科系の勉強を、半端ではなくちゃんとしてきた人たちが、口を揃えて言うけれど、科学だってそれを人間が受けとめなければ存在しないも同然で、宇宙の法則を脳が発達した異星人が見ているわけではないし、自然現象について動植物が感じ取ってはいても、人間にとってはまるで意味がない。
 これについて、法的には「心証」と言うことで解決しようとしているが、どうも中途半端である。ではどうすればいいかは、認識論や現象学の観点が必要だと主張している法学者や弁護士がいて、そういう人たちから自分の場合はたまたま大学で影響されてきたが、それらは法学界では異端である。弁護士に受け売りして話してみると、反論のほうが多い。ただ、その反論に納得できたことは今まで無かった。
 こうなったら延々と説明する本でも書くしかないのだろうか。
 
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by ruhiginoue | 2009-11-28 21:00 | 司法 | Comments(0)