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by ruhiginoue

日本が先進国ではない証拠の羽賀研二裁判

 羽賀研二氏の無罪判決に不服として検察は控訴したうえ、無罪となる決定的な証言をした証人を、検察は不確かな根拠で偽証罪として在宅起訴した。それも破綻しそうらしいが、検察が自らに都合の悪い証言をした人を自ら罪に落とすことができる制度からして間違っていて、やはりこれは危険すぎると法曹界から批判が起きている。
 また、羽賀氏は弁護士と面会したら顔が打撲傷だらけで、警官たちに取り調べで殴られたと訴え、携帯電話の写真機能で撮影し、マスコミに訴えて欲しいと言ったそうだが、そんなことをしたら弁護士もマスコミも警察から報復されてしまう。警察の密室での暴行は当たり前のように行われ、弁護士立ち会いもビデオ撮影も録音もされないというのだから、問題が起きないほうが不思議なくらいである。
 この事件で検察は、芸能人が被告であるから注目された中でメンツが潰れたとして控訴しているとしか考えられないのだが、そもそも、無罪になったら、その後からよほど決定的な証拠が出てきたというのでもない限り検察から控訴はできないようにするべきだ。
 同じ証拠と主張なのに逆転判決となっていいのは、有罪判決だったが被告は不服という場合だとか、陪審員は有罪としたが裁判官はプロの視点から間違いだと考えて有罪を取り消すというだけであるべきだ。先進国ではそのような制度が主流といっていい。
 ところが日本では逆である。強引に逆転有罪があり、何年もかけた一審判決を弁論一回でそれも五分とかけず覆す。そしてそんな裁判官は検察官と馴れ合っていて、検察庁舎にマイカップが備えてあるほどだから、いつもそんな調子の判決であるものた。
 つまり日本は国民ではなく官僚のメンツが優先される制度なのだ。司法を見ていると日本は発展途上国だと真面目に言われるのは、このためだ。
 これを誤魔化すために、被害者を利用する。被害者や遺族のために有罪にしないといけないとお為ごかしを抜かす。そのことと裁判の公正は話が別で、不公正にやることを正当化するために被害者を利用するなんてとんでもない。
 ほんとうに被害者のためを思ったら、被害者が民事訴訟を起こして加害者に損害賠償請求することに協力するのが筋である。ところが被害者ではなく官僚のメンツにこだわっているから、被害者を救済する民事には冷淡で、ろくに協力せず、被害者は何も得られない刑事に引っ張り出されるのだ。
 裁判員制度も、これを補完するものだ。裁判員が無罪にしても検察は控訴できてしまう。国民は官僚からバカにされていることに気づかなければならない。

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Commented by masagata2004 at 2009-12-10 21:43
ぞっとする話しですね。
Commented by ruhiginoue at 2009-12-12 09:08
 だから、みんな怯えて物申せず、弱い者イジメで気を紛らわしているのが現状です。
Commented by Piichan at 2010-12-19 19:44 x
先日、その元歯科医に有罪判決がいいわたされましたが、週刊朝日によると捜査がかなり強引だったようです。検察は有罪にできたからよしとするのではなく捜査手法をきちんと検証してほしいとおもいます。

この事件では、知人男性が羽賀氏を告訴したのは株を購入してから5年後ですが、どうしてすぐに法的措置をおこさなかったのか不思議です。
Commented by ruhiginoue at 2010-12-20 06:22
 この報道は今年一番嫌な気分にさせられました。証言が疑わしいだけで偽証として有罪は無茶苦茶だし、そもそも対立する片方である検察だけが自己に不利な証言をしたら偽証で逮捕する権限を持つ制度が間違ってます。
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by ruhiginoue | 2009-12-10 18:07 | 司法 | Comments(4)