井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

東京大空襲集団訴訟

 1945年3月10日の東京大空襲について国に謝罪と損害賠償を求める初の集団訴訟が起こされ、昨年12月14日に東京地裁で判決の言い渡しがあった。
 裁判長は「原告らの苦痛や労苦は計り知れず、心情的には理解できなくもない」としながらも、「戦争被害者救済にあたっては立法を通じて解決すべき」として、原告らの請求を棄却した。
 これまで戦争被害を争った過去の裁判では「戦争被害は国民すべてが等しく受忍(我慢)しなければならない」とする、いわゆる「戦争被害受忍論」が判例だったが、今回の判決では「受忍」という文言はない。しかし司法判断を避ける内容だったから、「逃げないで裁判官としての姿勢を示してほしかった」とある原告は述べ、控訴し今も闘い続けているそうだ。
 戦後、広島、長崎の被爆者には十分ではないが一定の支援があり、沖縄戦では犠牲者の慰霊碑がある。なのになぜ東京大空襲10万余の犠牲者は、何もしてもらえないのか。国がはじめた戦争で、生命や財産のすべてを奪われた多くの人々がいる。
 こうした被害への補償を、ヨーロッパでは国が自国民に対して行っている。例えばドレスデン空幕についてイギリス軍のやり方には批判があるけれど、まずドイツ政府が自国の被害者たちを救済するようにしている。
 日本では、裁判官が途中まで共感しながらも、肝心な所では逃げているようだが、だからと裁判官を批判するだけなら簡単だ。裁判官が、政治の責任と言いたくなる気持ちはいちおう理解できるのだ。
 たしかに東京大空襲でアメリカ軍のやり方はひどかった。これはアメリカ軍内でも、こんなやり方では、もしかすると戦後に戦犯に問われるのではないかと危惧されたほどだったから当然だろう。
 しかし、そのさい東京では、民間人に荒唐無稽な防空演習とその実践を強いており、これが犠牲者を増加させたのだった。その責任者は、実はあの731部隊でも働いていた官僚だ。この人を戦後に都知事にして長期政権とした都民。
 さらに、アメリカにNOと言い横田基地返還などと威勢の良い態度が受けて当選したものの、出張したら高給ホテルに泊まったりオリンピック誘致とか無駄使いばかりで、さらに排外主義を煽り人気とりする現知事。
 そんな選択をした有権者が圧倒的なのに、それで司法に救済を求めれば、なんとかできるだろうか。そこまでの権力は無いと、裁判官にも言われてしまうのではないだろうか。


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Commented by 吠える漢(おとこ) at 2011-06-27 13:09 x
 731部隊経験者で都知事となった人物の実名を挙げろ!!
何者かによって、暗殺されて終わる日を是非見てみたいものだ。
Commented by ruhiginoue at 2011-06-27 14:48
 鈴木俊一都知事ですよ。
 知らない人が多いですね。
Commented by ギロゴーン at 2011-06-27 18:17 x
 元731部隊関係者で都知事経験者が、鈴木俊一氏か…。確か、オウム教団に宗教法人としての認可を下し、結果として地下鉄サリン事件を招いたトンデモ野郎だったりするな。数年前に死亡したっけ?
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by ruhiginoue | 2010-02-25 05:22 | 司法 | Comments(3)