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by ruhiginoue

国家と家庭

 児童虐待で深刻な事態もあるのに、児童相談所が家庭内になかなか立ち入れないことが問題となっている。対策に国が予算をかけないことを指摘する弁護士もいる。
 かつて『アメリア』というアメリカの映画で、家庭内の問題だと言う親に警官が「違いますよ。児童虐待は立派な犯罪です。刑事事件になります」という場面があって、これを引き合いに出して教育学のレポートに、日本は遅れていると書いたところ教授から、国家と家庭という大変な問題があると指摘された。
 家庭内の問題は、そこが社会に対して閉鎖的であることから深刻となりやすく、同時に、そもそも家庭とはそういうもので、そうで無ければ困るくらいだし、なのにそこへ強制的に介入するとしたら、社会的解決をはかるしかないとはいえ権力が押し入るようにするのだから最大の注意が必要で、とくに日本など東洋では欧米とは違い私権の確立が不十分だから、なおさら慎重さが求められるということだ。
 また、これも予算があれば対応できる部分は少なくないけれど、なにか売りつけるわけでもなければ族議員がいるのでもない。
 そこで、この教授(現名誉教授)は、現代社会や生活指導の教科書の著者として知られている人だけど、「予算が無いと言うけど、では“即位の礼”にいくらかかりましたか」と言う。平成になっての儀式で莫大な費用を費やしたわけだが、それで右翼学生からつめ寄られたりしたが、怯まず一歩も退かなかった。
 「子供のためどうするか語るさい身体も張れないくせに、教育学の大家と呼ばれ著書がたくさんあって大学教授でございます、なんて恥ずかしいだろう」
 とのことだった。

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Commented by Piichan at 2010-03-09 21:50 x
児童虐待がここまで問題になるのは被害者が子供だということにつきるとおもいます。児童虐待にかぎらず、子供が被害者もしくは加害者の事件にたいする世論の反応は感情的になりやすいものです。
Commented by ruhiginoue at 2010-03-10 19:09
ところが、加害者が親とか教師とか権威ある存在だと弱者に冷淡になります。
by ruhiginoue | 2010-03-06 06:27 | 社会 | Comments(2)