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by ruhiginoue

メイドインミャンマー

 ミャンマーの首都ヤンゴンで爆弾事件があり、反政府勢力の仕業ではないかと言われているそうだ。
 当地の爆発と言えば、かつてビルマの首都ラングーンと言っていた八十年代に、訪問していた韓国の外交使節団を狙った北朝鮮の工作員による事件があった。
 この事件によりビルマと北朝鮮はたいへん険悪となった。標的は韓国だが、それをビルマで実行するとは迷惑だし国の威信もまる潰れだから当然だ。
 ところがビルマは軍事クーデターによる政権となり、国粋主義で国名変更し、これが本来の読み方だとして、ちょうど日本ならジャパンではなくヤマトにするのと同じで、国名はミャンマー、首都はヤンゴンと変更した。そして反政府勢力に対して容赦ない弾圧をして国際的に非難を浴びた。
 そこで、やはり国際社会で孤立してしまった北朝鮮と「手打ち」をし、資源など経済的に相互取引を始めた。
 そこに日本の企業は手を貸して、何より欲しい外貨の獲得をさせている。だから中国製が幅を効かせているのと同じように、ミャンマー製という表記の商品が目立ち始めた。今、春物一斉処分とか夏に向けての新商品で、よく見ると裁縫がミャンマーというものがいっぱいだ。
 映画では軍事政権に、かのジョン=ランボーが還暦の肉体を筋肉増強ステロイド剤で増強して殴り込みをかけている。かつて『ランボー2』の、原作にはない続編を作ったのが脚本家ジェームズ=キャメロンである。好戦的とみせかけて戦争批判が織り込まれている所がユニークな話だが、キャメロンは日本の被爆者に面会するなど核問題に関心を寄せ、その反映が、監督して大ヒットの『アバター』に反映されている。
 そのため、アカデミー賞を逃したのではないかとも噂されている。そして、核で人間を殺すことを批判する映画ではなく、漁でイルカを殺している日本人は残酷だと非難するドキュメンタリーが受賞している。
 ここにはもちろん、普天間基地の問題などで日米関係が新政権下で微妙になっていることも反映されているだろうけれど、それだけでなく、日本はアメリカより中国などアジア諸国との関係のほうに比重が傾きつつあり、その影響もあるはずだ。
 そこで危惧されるべきなのは、日本は人権より商売だと言う非難を受けてしまうことだ。かつて日本は、南アフリカ共和国のアパルトヘイトという人種差別政策が国際的に非難を浴びていたとき、同国と世界で一番の貿易量だと批判された。
 だから、ミャンマーも中国も、商取引して良いが、人権とか人道の分野でも影響力をおよぼすべきで、それなら先ずは日本国内でもっと進歩的な社会となるように努力し、目糞が鼻糞を笑うと言われないようにしなければならないだろう。
 そこが実はもっとも困難な課題である。


  
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by ruhiginoue | 2010-04-15 22:41 | 国際 | Comments(0)