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by ruhiginoue

宇宙の夢より地上の現実

 日本初の金星探査機「あかつき」を搭載したH2Aロケット打ち上げが成功したそうだ。映画では七八年に八九年の設定で、日本から金星に行っている。



 小学生だったが、新宿コマ東宝で観た。今あらためて思うと、キャスティングがなかなかユニークである。これが、最初に映画館で封切りで観た東宝特撮映画だった。
 ところが、SF目当てに映画館に行き、併映されていた『霧の旗』に驚いた。後に知ったが、この西河克己監督は、山口百恵や松田聖子が主演の映画で、アイドルものとして主役で魅せながら、文芸とか社会派の原作を活かしたしっかりしたドラマ作りをするから批評家にも褒められていた。
 『霧の旗』は松本清張原作で、主人公に旬の女優、弁護士役にベテランの名優、という話題作りし易さから何度も映画やテレビでドラマ化されている。
 この映画では、山口百恵の主演ということで、原作では少ない出番の記者役を三浦友和のために拡大した脚色だったが、同じなのは、無実の人が投獄されて弁護士がいないという現実。このような刑事事件は、労苦ばかり多く商売にならないからだ。
 この現実が改まっていないことも、まだ映像化され続けている背景にあるだろう。
 宇宙人が攻撃してくることは心配しなくてよい(だから楽しめるけど)、身に覚えのないことで逮捕されて家族が弁護士を探すけどお金がなくて引き受けてもらえない、これは切実で明日起きてもおかしくないこと。
 「宇宙の夢と地上の現実」というやつだと思った。昔の青春スターが歳とったらインチキ知事になっていることも含めて。
 金星の表面が想像の通りか、ということには、いちおう興味はあるけど。


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by ruhiginoue | 2010-05-21 12:30 | 雑感 | Comments(0)