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by ruhiginoue

国際条約の重要性

 条約を結んで批准するなど国際間の約束は、その国の憲法に次いで拘束力がある。この当たり前のことを知らない人は、靖国参拝への苦情は内政干渉などと阿呆なことを言ってきた。
 かつて中曽根首相は、靖国参拝を強行したにもかかわらず、中国などから苦情があったので翌年から取りやめたが、
 それはまず日本国内の問題として政教分離原則に反している疑いがあるが、これは同時に、A級戦犯合祀をやめろと国から一宗教法人である靖国神社に命令とか要請はできないということでもあり、
 また中国としては日本の憲法に規定されている政教分離原則については内政干渉となるから口出しできないが、国交を結ぶにさいして戦争で日本が中国に迷惑をかけたことを前提としているので、ただ兵士を追悼しているだけなら、政教分離は日本国内の問題であるから外国である中国が関知することではなく、中国の代表者が靖国参拝してもよいのだが、
 しかし戦争の責任者であるA級戦犯が合祀されているから、そこに個人の資格ならともかく国の代表者が参拝することは両国とも約束違反となってしまう、
 ということで、ようするにいわゆるパラドックスであるから解決できないのだ。
 なのに小泉総理などが、自分の頭が混乱してしまうから考えるのはやめようと言い出し、しかも宗教が自分にとって票になるとしか考えず、どんどん外交がずさんとなり国益を損ねる。だから中曽根元総理の盟友である読売のナベツネ氏が、まずは国益優先して参拝は控えるべしと政府に苦言を呈したのだ。
 菅総理は、在任中に靖国参拝はしないと言うと同時に、米軍基地の問題にも言及しているが、そうした中国とアメリカという二大国との関係で、日本は慎重に考慮した外交を展開しないといけない現実があり、だから慎重になるのは当然のことだ。

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by ruhiginoue | 2010-06-15 20:15 | 政治 | Comments(0)