コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

「24時間テレビ」と「五体不満足」

 前に、24時間テレビを観なくなったわけという話を書いたことがあるが、あの乙武洋匡氏は、ネット上で「24時間テレビ、僕も好きな類(たぐい)の番組ではありません」と発言し、話題になっている。
 同番組で、アイドルタレントグループのAKB48が、ダウン症の人たちとダンスする企画があるそうで、これは障碍者を利用し視聴率を稼ごうとする意図が感じられるので許せない、と思う人から、どう思うかと問われ、そう返答したとのことだ。
 かつて、障害者はその身体を見せ物にして、興味と同情を惹いて金品をめぐんでもらい、生活の糧としていた。そうするしかない場合がよくあった。
 また、同時に社会に訴える意図がある場合もあった。例えば大島渚監督のドキュメンタリー番組『忘れられた皇軍』(これも日テレだった。今では意外な感じがするが)では、物乞いをしている戦傷による身体障害者の多くが在日の韓国人・朝鮮人たちで、日本の軍属として闘い負傷したのに、戦後は国籍がないから軍人恩給も障害者年金も生活保護も受けられないため、「乞食」しながら日本国の仕打ちを訴えていたのだった。永住外国人地方参政権より、もっと前であり、しかも、より深刻な問題があったのだった。
 乙武氏も、障害者への理解を深めるため、積極的に身を曝すことで啓発活動しているが、それで著書『五体不満足』はベストセラーとなって大金が入り、他の車椅子使用者からは批判された。彼が安易にマスコミに出た影響で、深く考えない人が流行語のように受け取り、外出したさい子供から「あ、ごたいふまんぞくだ」と言われてしまって、不愉快だったそうだ。(これは日テレ系列の読売新聞の投書に掲載された)
 ようするに、見せ物にしてお金を放ってもらうのと、啓発のため真実の姿をさらけ出すのと、表裏一体だから難しいのだ。そこへテレビが介在すれば、影響力が大きいけれど、商業主義とも無関係ではいられないので、ますます色々な人から色々な事を言われることになるわけだ。


人気ブログランキングへクリックお願いします


ネットコラム - エキサイトニュース
[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2010-08-28 15:18 | 社会 | Comments(0)