スポーツで企業の宣伝は中身が問題
2010年 10月 18日
プロ野球横浜球団の買収交渉を進めている住生活グループの潮田会長は、神奈川県の松沢知事が「会社の宣伝さえできればいいという論理には違和感を覚える」と批判したことについて「ちょっとうっとうしいな」と不快感を示したそうだ。松沢知事は、潮田会長が買収の目的を「ブランド知名度の向上」としたことについて批判していた。
知事のように批判するなら、なにより読売のナベツネとか西武の堤サンに向けられるべきだが、そもそも営利企業がスポンサーになるのは宣伝が最大の目的で、宣伝になりさえすればいいといってもその中身が問題になる。
プロ野球の本元である北米では、球団はあくまで地元とファンのものだから、スポンサーは企業名や商品名やロゴを球団名にもユニフォームにも付けては駄目で、しかしスポーツ振興と文化事業と地域社会とに貢献しているということで社会的に好印象となり、それが宣伝とブランド知名度の向上となる仕組みだ。
この点が大違いの日本は、球団はしょせん企業の所有物でしかなく広告塔にすぎず、その実態を知らないアメリカ人から「“ヤクルト”とはどこの地名?」と真面目に質問されてしまったり、産業構造の変化による企業の浮き沈みから当然のことなのに、「球団身売り」といちいち大騒ぎしたりする。
そして、たかがスポンサー経営者というだけのナベツネなのに、その発言は野球そのものより騒ぎになり、本来のスターである選手に向かって、古田捕手の選手会長としての活動に対して「たかが選手」と言い放つ。
また、野球なんて宣伝のためと割り切り、決勝戦を放ったらかして自分が好きなアイスホッケー試合の観戦に行くオーナーの堤サンは、たくさん金を出してやったのにAクラスではあるが優勝できなかったのが面白くなくて、「やりたかったら今年もどうぞ」と記者会見席上で監督を侮辱。
しかしその森監督は、後にちょうど今話題の横浜の監督に迎えられたが、西武と同じようにやってくれと頼まれたからそうしたけれど、西武と違って金もなく体制も整っていないから優勝できる訳が無かった。
こういう日本のプロ野球だから、いまさら宣伝だとスポンサー批判してもしょうがないし、同時に知事の言いたいこともわからなくもない。それなら、神奈川県あるいは横浜市が、貧乏球団を市民の協力で育て「カープ」ではなく「広島」と呼んでも文句がない球団のようなことを、してみたらどうか。何もしないで企業の批判だけでは駄目だろう。
野球 - エキサイトニュース
知事のように批判するなら、なにより読売のナベツネとか西武の堤サンに向けられるべきだが、そもそも営利企業がスポンサーになるのは宣伝が最大の目的で、宣伝になりさえすればいいといってもその中身が問題になる。
プロ野球の本元である北米では、球団はあくまで地元とファンのものだから、スポンサーは企業名や商品名やロゴを球団名にもユニフォームにも付けては駄目で、しかしスポーツ振興と文化事業と地域社会とに貢献しているということで社会的に好印象となり、それが宣伝とブランド知名度の向上となる仕組みだ。
この点が大違いの日本は、球団はしょせん企業の所有物でしかなく広告塔にすぎず、その実態を知らないアメリカ人から「“ヤクルト”とはどこの地名?」と真面目に質問されてしまったり、産業構造の変化による企業の浮き沈みから当然のことなのに、「球団身売り」といちいち大騒ぎしたりする。
そして、たかがスポンサー経営者というだけのナベツネなのに、その発言は野球そのものより騒ぎになり、本来のスターである選手に向かって、古田捕手の選手会長としての活動に対して「たかが選手」と言い放つ。
また、野球なんて宣伝のためと割り切り、決勝戦を放ったらかして自分が好きなアイスホッケー試合の観戦に行くオーナーの堤サンは、たくさん金を出してやったのにAクラスではあるが優勝できなかったのが面白くなくて、「やりたかったら今年もどうぞ」と記者会見席上で監督を侮辱。
しかしその森監督は、後にちょうど今話題の横浜の監督に迎えられたが、西武と同じようにやってくれと頼まれたからそうしたけれど、西武と違って金もなく体制も整っていないから優勝できる訳が無かった。
こういう日本のプロ野球だから、いまさら宣伝だとスポンサー批判してもしょうがないし、同時に知事の言いたいこともわからなくもない。それなら、神奈川県あるいは横浜市が、貧乏球団を市民の協力で育て「カープ」ではなく「広島」と呼んでも文句がない球団のようなことを、してみたらどうか。何もしないで企業の批判だけでは駄目だろう。
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by ruhiginoue
| 2010-10-18 14:20
| 体操