コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

フランスは宿題禁止

 フランスでは、公立学校で宿題が禁止されている。家庭の事情により、宿題を出来る者と出来ない者がいて、教育成果に不平等を招いてしまうからである。
 家庭はさまざまで、いろいろな親がいるし、片親の場合もある。それに親が保護者になっているとは限らない。職業もいろいろ。そのため、家事をしなければならない子供がいるし、家業に子供がこき使われている場合だってあるし、貧しさゆえバイトしてる子供もいる。小さい弟か妹または病気の両親か祖父母の世話をしなければならない子供もいるし、親が飲んだくれとか、両親の夫婦仲が悪いとか、家庭で勉強できる雰囲気でないこともある。
 そうした家庭環境の違いがあって当然なのに、宿題を前提に授業をしては、きちんと理解できる者と、そうでない者が作られてしまう。
 それを、遅ればせながらドイツも配慮するようになったようだ。ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州議会で、教育改革法案が成立したら宿題が無くなるらしい。同州の教育担当大臣は先の15日にデュッセルドルフで行われた州議会で、現在学校で生徒に課されている宿題はすべて授業に組み込むべきだとし、宿題を撤廃すべきとの考えを明らかにしている。
 日本も、それに習うべきだろう。あまり言いたくない家庭の事情により宿題をやってこなかった子供が、教師からいじめられるのは、もうたくさんである。教師には、自分が恵まれていたので事情がある子供のことを理解できなかったり、あるいは判っているのに意地悪をしていたり、タチの悪い者が少なくない。
 これはかつて自分でも体験したり目撃したりしているが、さすがに最近では無くなったかと思ったら甘かったようで、学齢期の子供がいる人に聞いたら、相変わらずであるそうだ。

人気ブログランキングへここをクリックして投票おねがいします

ドイツ西部で「宿題のない学校」誕生か、教育改革で(ロイター) - エキサイトニュース
[PR]
Commented by at 2010-12-18 17:18 x
社宅の2DK姉妹4人の6人家族。宿題なんて出来ませんでしたね。
家庭訪問に来た教師に「お前は可哀想だな」と言われましたよ。
でも宿題は毎日何教科もありましたけどね。
いまでも小学校時代は思い出したくもないです。
Commented by ruhiginoue at 2010-12-18 20:25
 どんな家庭の事情があっても学校ではおなじように勉強できるのでないと、義務教育の意味がありませんよね。
Commented by 豊後各駅停車 at 2010-12-19 21:49 x
「宿題」の是非はさておいて・・・
先日、公立中の授業と宿題が「定型的な作業」になってしまって、理解・定着に結びついていない事態を真のあたりにしました。
理解は塾・予備校らしい。
Commented by nakatsu at 2010-12-19 22:37 x
題名は忘れてしまいましたけど筒井康隆さんの短編で、
塾が非合法化されて一部の子供たちはお縄の危険を冒して塾に通う(そして逮捕される)と言うのがありました。
Commented by ruhiginoue at 2010-12-20 06:31
 かつては「教育ママ」が宿題を要求してましたが、後に教育行政が悪化し、学校の授業は故意にいいかげんにして、塾や家庭教師の財力がある家庭の子供だけが勉強できるようにしてしまい、そこから階級社会を作ろうということになりました。
 それで「ゆとり」を偽装したエリート教育それも努力や才能ではなく出身家庭による格差を謀ったわけです。
 これは張本人の狂信者の三浦朱門が明言してました。
 筒井康隆の小説は、思い当たりません。何でしょう。
Commented by nakatsu at 2010-12-20 17:39 x
検索してみると「バブリング創世記」収録の「廃塾令」のようです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2010-12-18 00:28 | 国際 | Comments(6)