井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

反対しにくいことには賛成してはならない

 宮城県で、再犯のおそれありと判断された性犯罪者などに衛星監視装置やDNA採取をする全国初の条例案を検討しているという。
 性犯罪は、再犯が多い代表格であり、刑罰を受けても反省せず繰り返す者がいるうえ、暴力が伴うので危険も大きい。なんとしてでも防止しないといけない。一部の救いようがない者が対象であり、そんな者の基本的人権を尊重して他の善良な人たちの安全が脅かされてはならない。
 未成年者ばかりを餌食にする連続暴行事件の犯人として刑務所に入れられたが、出所してから真犯人が捕まって潔白が証明されたという人と、会って話したことがある。一度は自殺未遂をし、親戚一同も肩身が狭かったそうだ。もともと物的証拠は別人の犯行を示唆していたが、本人が知らない間に国選弁護人が検察に同調し、犯行をすべて認めたことにされてしまい有罪であった。このとんでもない国選弁護人は、直後に当地の弁護士会の副会長となっている。国家賠償請求訴訟を起こしたら、職場で警察の嫌がらせを受けた。
 しかし、そういう気の毒な一部の人がいたからと、凶悪犯罪者を取り締まることに及び腰になっていては、治安が保てない。何事にも犠牲は付きものだ。
 というわけで、危なっかしいとはわかっていても、反対しにくい雰囲気となる。だからこそ、そんなことには賛成してはならない。賛成と反対が堂々と議論されたうえで決められたことなら、その後もそれなりの慎重さが生じるが、雰囲気で押し切られるものは違う。
 この条例案も、雰囲気で押し切られ杜撰になる可能性が大きい。
 そもそも、被害が大きくて再犯が多いから厳重に監視するべき最たるものは権力犯罪である。だから、性犯罪のように再犯が多い凶悪犯罪への対処ですら、いちいち慎重にならないといけない。それは権力の再犯を防ぐための監視だからである。それを認識しないと「割れ鍋に綴じ蓋」となる。
 
 
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Commented by ケーキイーター at 2011-02-10 12:51 x
 普段は私はお師匠さんの書く「橋下府知事は弁護士としてどーたらこーたら」という話はあまり理解できません。でもこの文章に関しては、大体の意味が解ります。
 で、もう元の記事は期限が過ぎているらしいので、今は読むことはできませんが、大まかな内容は覚えています。あまりにも被害者と加害者の両方を舐めているとしか思えない内容の条例でしたね。あまりにもおバカだから、「条例止まり」なのかな。ええと、どこの県だったっけ。「なるべく子供にケータイを持たせないようにしよう」とかいった無責任な内容だったり。
Commented by ruhiginoue at 2011-02-10 23:37
 何かあった時に、対策は考えていたと言い訳するためにやっているような気もします。
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by ruhiginoue | 2011-01-22 20:12 | 司法 | Comments(2)