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by ruhiginoue

「毎日」の不真面目なリビア報道

 「毎日」サイトのリビア情勢についての報道は、不確かな情報に基づく憶測を断定的に結論としてしまう質の悪い内容が続いているが、ついに不真面目が度し難くなってきた。

 以下引用

 <リビア>「最愛の女性」も国外脱出

 【カイロ大前仁】閣僚や外交官の離脱が相次ぐリビアで、最高指導者カダフィ大佐(68)の愛人とみられる女性も国外脱出することが判明した。AP通信などが報じた。追い詰められた状態のカダフィ氏は「最愛の女性」にも見限られた模様だ。

 女性はウクライナの看護師ハリーナ・コロトニツカさん(38)。9年前からリビアの病院で勤務していたところをカダフィ氏に見初められ、専属の看護師となり、常に帯同しているという。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電は、2人が愛人関係の可能性があると分析していた。

 コロトニツカさんの家族は、ウクライナの地方紙に対し、彼女がリビアの危険な状況を逃れ、近く帰国する旨を伝えてきたと明らかにした。リビアではアブドルジャリル前法相ら閣僚のほか、各地に駐在する外交官が次々とカダフィ氏への不支持を表明している。

 以上 2011年2月28日 12時21分 (2011年2月28日 15時37分 更新)「毎日JP」
 
 通常の判断力を持つ人なら,この「毎日」の記事が報道の体をなしておらず、不真面目で不謹慎なものであることが、読んだだけですぐ判るだろう。
 カダフィ大佐の専属看護師を務めていると思われる女性が、もしかすると愛人ではないかとの可能性を疑っているアメリカの外交公電を例の「ウィキリークス」が伝えたから「愛人とみられる女性」といってしまい、愛人だとしても、それだから遊びとか援助かもしれないのに「最愛の女性」と断定してしまい、ほんとうに最愛であるなら、それゆえ危険が迫っているので逃がしたとも思えるのに、「見限られた」といってしまい、愛人なら公務とは無関係なのに、公務上の側近が対立して離れたことと同列に論じてしまっている。
 ずいぶんとズサンな書き方であり、こんな記事もどきは没にされなかったのが不思議だし、記者はよく上司に怒鳴られなかったものだ。
 それに、もしも本格的な内戦とか外国の介入とかの最悪の事態となれば、多くの犠牲者と、周辺地帯の混乱と、石油価格と経済への悪影響と、環境破壊と、などなど沢山の心配がある深刻な問題で、世界と日本にとっても他所事ではないのだから、真面目な報道が求められている。
 なのに、こんな興味本位のレベルにも達しないふざけた記事を書いて発表してしまう「毎日」は、やはり終わったとみるべきだ。
 

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Commented by アカリ at 2011-03-05 10:24 x
他紙も民放各局もこの報道をしていましたね。毎日だけではなく。
報道内容と仕方は別として興味深く思いました。
ある男性の「最愛の女性」との冠を捧げられ、そればかりか世界各国に配信されることは、事実と異なり本人にとり不本意である場合があったとしても、不名誉ではないという見方もあるのではないかな、と。
Commented by ruhiginoue at 2011-03-06 14:03
 真面目な報道ではないし、根拠が不明ですので問題です。
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by ruhiginoue | 2011-02-28 18:03 | 国際 | Comments(2)