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by ruhiginoue

ペットショップの商品

 ペットショップの深夜営業が、商品として売られる動物たちに悪影響はないかと、議論になっている。
 動物も商品であるが、同時に、人道的見地から大切に扱うべきである。これは一般常識でも法律でも同じだ。
 数年前に、ペットショップから愛玩用の犬を購入した人が、店に騙されたと言って弁護士に相談していた。重い病気にかかっていることを隠して売りつけられ、治療のための費用と手間暇で大変なことになってしまったそうだ。
 これに弁護士の回答は、売買にあたり重大な要件を隠したので、業者は告知義務違反をしたことになるから、契約解除して代金を返還させたうえ、治療費についての費用と労苦について実費と慰謝料を請求できるというものだった。
 そうしたら、その相談した人は、契約解除だと犬を店に返すことになると心配しはじめた。ひどい業者だから、返したあとの扱いは確かに気になる。
 しかし、契約解除しないと商品に問題があってもそれを追認して受け取ったことになりかねないから、返品しないとややこしいし、犬のために無用な労苦があったのだから、返せばそれから解放される。
 それでもツベコベ言ったので、訳が解らなくて処置なしと弁護士に言われてしまったそうだ。
 もしかして情が移ってしまったのではないか、と訊ねたところ、正直言ってそうだと言う。もともと気に入ったから買ったのだし、そのうえ治療したり心配したりで、なおさら愛おしくなってしまったようだ。
 このようなことは、商品取引の契約として簡単に割り切れはしない。だからペットの売買は、生きていない物体の商品とは違って複雑になるわけだ。
 そして、その犬だが、店に対してハッタリをかました。最初から身体が悪いことは動物医の診断でわかっている。代金を全額返せば、内密にしたうえ、これまでの治療代は請求しない。今にも死にそうだが、死んだらこちらで動物霊園に葬り、その料金は特別サービスで支払ってやるが、どうか。
 店は了承して、返金した。信用と慰謝料と屍体処理料のことを計算すれば当然だ。
 犬は、返品と安楽死をさせられずに、その後も買い主が買い続け、大事にされて、弱々しいが、まだ生きている。
 
 
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by ruhiginoue | 2011-03-06 15:38 | 司法 | Comments(0)