井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

「バケツでウラン」

 「バケツでゴハン」という漫画があるが、なんと「バケツでウラン」という、とんでもない作業をしていたのが、99年9月30日に、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)で起きた事故のもとであった。
 これは当時「日本の原子力史上最悪」と呼ばれた事故だが、作業をしていたら目の前で青白い閃光があり、2名の作業員が被曝により死亡した。目の前で原子炉やゴジラの背びれの光では、ひとたまりもないだろう。
 このとき、東京にある外国人学校では、放射線汚染があるかもしれないので子供たちに影響がないかと警戒し、屋内退避など可能な対処をしていたが、日本の学校では「お上」が大丈夫だというので無反応だったから、世界中があっけにとられたものだった。
 また、ジャーナリズムも突っ込んだ取材をしようとせず、外国人のジャーナリストが施設の柵を乗り越えようとして建造物侵入未遂で逮捕されていた。この人は、その前にオウム真理教の施設に忍び込んで撮った写真を教団幹部(上祐氏)に突きつけ「You are a liar!(お前はウソツキだ)」と迫ったことで話題になっていたが、なんと日本で滞在費を稼ぐためCM出演し、歌手の森高千里と共演していたことでも話題だった。
 このように外国人のフリーランス記者がど根性で取材しているのに、日本のマスコミは記者クラブで発表されたことを垂れ流すだけだった。
 そのうえ、当時の小渕総理は、「風評被害」を受けた地元の農産物を、テレビカメラの前で食べてみせ、「おいしい。放射能には汚染されてないと思う」と言ってのけたのだった。
 この事故の処理に、「誰かやってくれないか」と、会社から頼まれた社員が「自分の会社が起こした事故だから当然だと思った」と決死隊に志願して作業したそうで、「思うように手が動かず、生きた心地がしなかった」と言う。
 そしてこの人は今、取材に応じて、福島第1原発は「私たちの事故よりはるかに深刻だ」と語ったそうだ。チェルノブイリでは、決死隊たちは作業後に死亡したそうだが、この先どうなるのだろうか。

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Commented by paradeisapfel at 2011-04-13 22:57
東海村の事故の際、知人が職場から派遣されてその敷地内にいました。
連絡が取れた時に知人が言ったことは、「あれは、これ以上社会に対し悪いことにはきっとならない。状況からしても、会社の人たちが責任を持って処理をしてくれていることからしても、チェルノブイリには絶対ならないよ」。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-14 14:58
 現場が後始末して上層部は知らん顔でしたね。
Commented by paradeisapfel at 2011-04-14 21:02
東京芝浦に本拠を置くあるメーカーさんは、原発を経営の柱に据える戦略は変えないそうです。
「LEDの○○」。単価が低くとも今は大量に売れています。が、困ったことに長持ちもします。
やっぱり単価が高いものに目をやっていくのかな?
Commented by デカ at 2011-04-15 20:11 x
アメリカの議会対策だよ。グレード7は。
最高レベルなら、仕方ないと議会にいえるだろう。
見返り?
原発プラント輸出国からの永久欠場さ。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-16 01:02
LEDが高いのは長持ちするからでしょうね。

ではGE社はジェット戦闘機のエンジンを中東や北アフリカ諸国に売るしかないですね、ますます。
Commented by en at 2011-04-17 12:22 x
長持ちとはいえ40年や60年は持たないでしょう。
もとGEのエンジニアが泣きながら福島原発型の危険性を訴えてましたね。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-17 16:43
 古い形式だからアメリカは日本に売りつけたうえ、東電が嫌がるのに自民党が圧力をかけたわけですから。ロッキード事件と同じ構造があったのでしょうね。
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by ruhiginoue | 2011-04-13 19:29 | 社会 | Comments(7)