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by ruhiginoue

ケネディ暗殺犯の殺害犯もてんかん

 クレーン車事故を起こした運転手は、居眠りしたと言っていたけど疑わしく、前にも同様の事故を起こして執行猶予中であり、そうしたら後から「てんかん」の薬を飲み忘れていたと供述したという。
 「てんかん」と運転の問題については、筒井康隆の小説『無人警察』がトンデモ記述をしていたため、教科書掲載にさいして患者団体から抗議を受けたことで知られるようになった。
 その小説は、十代の時に読んで、てんかん持病がある人は発作がない日常でも脳波が異常であるから、運転者の脳波を調べているなどと、医学的な誤りがあって呆れたものだ。これだから、差別を恐れて隠す人たちがいるのだろう。『ER』などのマイケル=クライトンが原作のSF映画『アンドロメダ』にも、偏見を恐れててんかんを隠していた人の話が出てきて、中世の偏見が無くなっていないというセリフがある。
 このため、日本のSFは程度が低いと思い、呆れたのだった。
 ところが、筒井康隆に、小説『大いなる助走』で、ただの話題作りのため文学賞候補になった聖心のお嬢様というネタにされて皮肉られた曾野綾子が、自分をコケにした筒井康隆さえ利用し、差別と騒ぐ団体が悪いと便乗発言で目立とうとした。この人は業界から利益供与を受けて非科学的な原発擁護をしたことでも有名であるが、自分でも認めているとおり精神病歴があり、それが原因で他にもいろいろと非常識な発言をしていると指摘する保守系批評家もいるほどだ。
 そうした日本の小説の粗悪さはともかく、アメリカでは、てんかんについての認識が日本よりは広まっていて、それはケネディ大統領暗殺事件がきっかけだった。陰謀説がある最大の原因は、犯人が取り調べの前に公然と殺されたからだが、このジャック=ルービーというマフィアともつながりがあった男は、てんかんの持病があり、そのため弁護士が、犯行は否定しようがないので、病気の発作による犯行で無意識だったと苦し紛れの抗弁をしたため、てんかんの発作で殺人事件をおこすのかと大騒ぎになり、患者への差別だと問題となって、専門家たちがマスコミを通じて間違いだと指摘した。そのさいに、てんかんの発作とはどういうものかという話も知れわたった。
 よく考えてみれば、一部の時間にしか行わない運転中に、たまに起きる発作が重なったうえ、さらに事故につながるとなると、その確率は低く、それでも危険はあるが、それを言ったら居眠りとか電話とか脇見とか速度違反とか、他の原因だって言い出したらきりがない。
 また、医学の進歩により薬で抑えられるようになったから、運転も可能になった。だから問題は、同じ重大な過ちを繰り返した人である。この事件を起こした人の、病気ではなく性格の問題である。
 もともと、危険を避けるためにやるべきことは色々ある。それを怠って事故を起こしてしまうことも色々ある。ところが、失敗して取り返しがつかないことになりながら、それでも懲りずにまた失敗するのは、そんな性格だからで、それが交通事故として現れる原因が病気だったというだけのことだ。

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Commented by えめろん at 2011-04-22 16:37 x
同じ事故を複数おこしているドライバーはいろいろいる。
原因はてんかんだけじゃない。
むしろ薬飲んで予防できるだけてんかんは危険少ない。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-22 19:24
 迷信を排除しようとしない医学界にも責任の一端があると思います。
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by ruhiginoue | 2011-04-21 22:22 | 社会 | Comments(2)