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by ruhiginoue

ワルツイングマチルダ

 オーストラリアと言えば、高校生のときに交歓留学生が来ていて、そのときオーストラリアの国歌は「ワルツイングマチルダ」だと思っていたので、そのつもりで話していたら違うと言われた思い出がある。
 国歌ではなく国民的愛唱歌ということで、後から知ったのだが、オーストラリアはアメリカのように革命が起きて独立戦争をしたのではないから、カナダやニュージーランドと同じく英連邦に属していて、しかし独立論もあって、独立派は「ワルツイングマチルダ」を国歌にするよう主張し、保守派は「ゴッドセーブザクイーン」だと言い、今はカナダのように折衷案の国歌だが、かつては選挙で勢力が変わるたびに国際行事の儀式で「ワルツイングマチルダ」だったり「ゴッドセーブザクイーン」だったりするから、オリンピックで委員会がオーストラリアに「今度はどちらですか」と尋ねていたそうだ。
 だからその留学生は、日本を代表する「さくら」だって国歌ではないでしょうと言った。そして国歌にしようと主張する日本人も、昔からいる。
 そんな「ワルツイングマチルダ」は、あの『渚にて』で、北半球から襲ってくる放射能汚染の恐怖に負けまいと、オーストラリアの人々がみんなで唄う場面があり、アーネスト-ゴールド(『栄光への脱出』でアカデミー賞)が作曲したタイトル部分でも、引用されている。
 その、オーストラリアのギラード首相は、来日中の22日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、オーストラリアの今後のエネルギー政策について「わが国には太陽光、地熱、風力など潤沢なエネルギー源がある」「現在と同様、今後も原子力発電は選択肢にない」と述べ、再生可能エネルギーへの取り組みを続ける姿勢を強調したそうだ。
 それで、南半球まで福島の影響が及んだという報道とともに、『渚にて』を思い出したのだった。

 音楽は全編にわたって「ワルツイングマチルダ」



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Commented at 2011-04-22 20:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-04-23 05:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-23 20:56
 オーストラリアは、もともと流刑地でした。
Commented by アマリ at 2011-04-23 21:14 x
それを愛唱する、強さ。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-24 01:47
 しかしネオナチもいて、先住民のアボリジニを「サブヒューマン」すなわち亜人類と見下しています。
 流刑者の子孫が人種差別して下には下があると自分をなぐさめているわけです。
 福島の避難民をいじめて憂さ晴らししている日本人と同じ心理でしょう。
Commented by en at 2011-04-24 12:03 x
「下の下」の話がよく出ますね。
Commented by ruhiginoue at 2011-04-24 13:31
 魯迅が書いてます。
 「暴君の臣民は、暴君以上に暴である」
Commented by アマリ at 2011-04-24 13:58 x
犬は飼い主に似る?
暴君は流刑を命じた母国?
Commented by ruhiginoue at 2011-04-25 14:42
 それでもボストン茶会事件のようなことができれば、変わったのでしょう。
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by ruhiginoue | 2011-04-22 18:22 | 国際 | Comments(9)