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by ruhiginoue

大佐には養子が大勢いる

 NATO軍の攻撃で、リビアのカダフィ大佐の息子と孫たちが死亡したと報じられている。
 もともと、リビアを占領するか、油田のある一部を分離独立させてクエートのような傀儡国にしようというヨーロッパの思惑は明らかだった。
 それでも、拙速と批判されならが国連安保の決議があったのは、内戦で一般人が巻き添えにならないようにするためで、なのに、堂々と反乱勢力に肩入れを始めたうえ、テロに及んだNATOということだ。
 かつてアメリカがレーガン政権時にリビアと対立したとき、米軍機によるトリポリ空爆事件があり、そのさいはカダフィ大佐の娘が死亡している。それと同じことになったが、修羅場に強い政治家は無事で、周囲に被害者がでることがよくある。
 やはり八十年代に、イギリスのサッチャー首相を狙って爆弾事件があり、アイルランド独立急進派のIRAの仕業といわたが、きわどいところで首相は無傷で、周囲に居た人たちが死傷した。そのため、アイルランド以外のブリテンでも「なんでサッチャーじゃなくジョ=レノンなんだ」と理不尽を嘆く声があがった。
 ヒットラーにいたっては、会議室で座っている足下に仕掛けられた爆弾が大爆発し、同室に居た人たちが死傷したが、ヒットラーは無傷だった。爆弾が近すぎて台風の目のようになったと言われているが、爆弾だけでなく狙撃にしても逸れて近くの人が殺傷されることがよくある。
 だから狙われる本人はけっこう安全なのだが、アメリカ先住民がジョージ=ワシントンに「お前を何度も狙って撃ったが、弓矢も銃も当たらなかった。命中する直前に逸れてしまった」と言ったそうで、そんな逸話がたくさんあるから、指導者になる人は全身からオーラを発していると言われるのだろう。
 ところで、リビアの反政府勢力は、死亡した息子は聞いたことがないので、でっち上げではいなかと言ってるそうだが、そうとは言い切れない。米軍のトリポリ爆撃事件のときもそうだったが、カダフィ大佐には養子が大勢いて実子かどうかなど判らない。身寄りのない子供たちをイスラム精神で養い、これが大人になったら親衛隊となることを計算しているのだろうとも言われている。

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国際総合 - エキサイトニュース
by ruhiginoue | 2011-05-01 15:33 | 国際