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by ruhiginoue

山本太郎の正しい選択

 最近、俳優の山本太郎が原発問題で注目されている。原発を批判すると芸能人は干されると言い、それでも、今となってはあえて発言するとして、反原発のデモに参加するなど、行動にも移った。
 そうしたら実際に、出演するテレビドラマの話が壊れてしまい、所属する芸能事務所に迷惑はかけられないと、退所したことも表明している。
 そんな山本太郎は、芸能人としてそれなりの売れっ子ではあるが、もともとボディビル体型を売りにしたテレビタレントで、俳優としては、ハッキリ言って演技が下手くそである。
 原子力業界を告発して不可解な事故死を遂げた実在の女性を描いた映画『シルクウッド』に出演するさい、メリル=ストリープは、熟考したうえ総てを賭けるつもりの一大決心をした。
 そして映画は、シルクウッドの勤務先であったカーマッギー社を相手取り遺族が起こした裁判の判決に合わせて公開し大ヒット。映画会社もしたたかということだが、日本の映画界では無理だろう。
 ストリープは『シルクウッド』でもアカデミー賞の候補になったが、ハリウッド随一の演技派女優でも、覚悟がいるということだ。
 やはりスリーマイル島原発事故と公開が偶然重なりヒットした『チャイナシンドローム』のジェーン=フォンダと、その弟で、アメリカ地方社会の暴力性を告発した『イージーライダー』のピーター=フォンダは、父親のヘンリー=フォンダが、政治的な言動のため最晩年までアカデミー賞に縁がなく、しかし干されなかったのは演技力が抜群だったからだ。
 ヘンリー=フォンダは大統領役でも有名だが、やはり現実にはほど遠い理想の大統領を演じたマーチン=シーンは、反戦運動のためドラマ降板の危機があったけれど、実力派であったから最後まで演じきることができた。ただ、こちらの息子のチャーリー=シーンは人気俳優だが私生活の放蕩ぶりなどバカ息子の典型である。
 また、『チャイナシンドローム』を製作して出演したマイケル=ダグラスの父は、反骨のアクションスター・カーク=ダグラスで、彼には同じく反骨のアクションスター・バート=ランカスターという盟友がいた。似たような関係には、ロバート=レッドフォードとポール=ニューマン、マット=デモンとベン=アフレックがいる。
 つまり、信念を貫くには実力か盟友が必要なのだが、山本太郎はどうか。まず実力は駄目。盟友がいるとの話は聞かない。しかし、これをきっかけに出来たら幸運だ。彼がデビューしたのはビートたけしの番組だが、たけしは覚醒剤騒動のタレントを手を差しのべたので、どうかという人もいる。
 とんでもない。その女性タレントのように胸が目立つ人を見ると、たけしは「よお姉ちゃん、ちょっと揉ませてくれよ」と言ってきた人であるから下心が見え見えだし、未成年者相手の不倫を追及された週刊誌の発行元に押しかけ暴力事件を起こしてからは、保身のため権力すりより発言を連発し、原発問題でも安全と強弁したうえ、安全性を心配する人たちを誹謗中傷してきた。
 しかし、山本太郎としては、自分の芸能人としての実力と、実力主義ではない芸能界の、両方に見切りをつけたのかもしれない。だとしたら正しい選択ではないだろうか。日本の芸能界は、談合ばかりで実力主義ではなく、韓国から輸入しなければならないほど衰退している。ファンだけでなく、当事者だってうんざりしているはずだから、干されても惜しくないだろう。

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Commented at 2011-05-31 21:25
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruhiginoue at 2011-06-04 14:26
 同じ内容を何度も書く人のコメントは削除しました。このようなのは、こだわるのとは違いますので。
 
by ruhiginoue | 2011-05-31 01:56 | 芸能 | Comments(2)