井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

愚かすぎるアメリカの対中人権非難

 戦後、占領軍として日本に駐在したGHQでは、日本人の子供政策について議論があった。戦争禍からの立ち直りを促進させるため保険福祉を充実させるにしても、それにより出生率が上昇したら危険ではないか。日本の歴史をみると人口増加が著しく、これによって近代の日本は膨張主義に走り、世界各地へ戦争を仕掛けたではないか。
 しかし、戦争ばかりするのは人権意識が欠如していた、との側面もある。自分の子供を大事に育てるようになれば、それを戦争の犠牲にしたいとは思わなくなるし、外国に対しても尊重する意識が生まれる。また、一人一人を大切にしたうえでの増加であれば、貧乏の子だくさんとは異なってくるはずだ。
 この議論により、保健福祉政策を充実させ、少ない子供を大切に育てるとの方針を決定した。そして、これは成功した。
 ところが、逆の発想をしている愚かなアメリカ人がいる。 
 中国の人権問題への強硬派といわれるクリス=スミス米下院議員(共和党)は、米議会内での記者会見で、1夫婦の子を原則1人に制限する中国の「一人っ子政策」が原因で、強制的な女児の人工中絶が多数行われ「大量虐殺だ」と、中国政府を強く非難したそうで、とんでもない愚かな認識だ。
 まず、女児の中絶は一人っ子瀬政策そのものが原因ではない。日本でもそうだったが、最初は人口抑制とか産児制限に抵抗を感じても、次第に、蒙昧な人が貧乏の子だくさんになってしまうという認識が浸透するようになる。だから中国でも、最初は反発された一人っ子政策が支持されるようになってきた。
 ところが、古い封建的な発想がまだ残っていて、家の跡継ぎは男でないと駄目だと言う者が今も多く、それで、どうせ一人っ子なら男が良いからと、胎児を調べて女だと中絶してしまうのだ。だから中国では出生の男女比が極端に均衡を欠くようになって、結婚できない男が増えてしまった。家の跡継ぎがいても、結婚できなければ無意味である。娘のいる家には、ぜひ息子の嫁にという申し出が殺到し、札束を積み上げる人たちも。
 このため中国当局は、女の子は素晴らしいと、テレビなどあらゆるメディアを利用して熱心な宣伝している。女の子は病気に強く聞き分けがいいから育てやすいし、可愛いぞ、と。そして、しっかりした優秀な女性なら、婿を取れば立派な跡継ぎになる、と。
 また、人間の粗製濫造はやめて、少ない子供を大切に育てることで、親も社会も人権意識が高まるはずだ。なのに、中国の人権問題と称しながらクリス=スミス議員は的はずれなことを言っている。そこへ天安門事件の学生リーダーだった柴玲氏が同席し「天安門事件が毎日起きているようなもの」と言うなど、こじつけでしかない。
 つまり、アメリカにも、中国の悪口を売り物にし、ただ批判のためにする批判を叫んでいる者がいるというわけだ。アメリカ議会も、日本と同様の程度の低さであるが、自国のことが駄目なのに、外国に口出しして悦に入るのは、アメリカ人の抜きがたい癖である。

 中国は、女の子でも立派な跡継ぎになるというなら、このアメリカ映画をテレビで繰り返し放送したらどうか。封建時代の中国で、父親の代わりに男装して討伐隊に入りフン族を迎え撃ち、隊長を婿を取って跡取りとなる娘『ムーラン』。ディズニー製。




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Commented by ケーキイーター at 2011-06-02 20:06 x
「ムーラン」は未見ですがある本で粗筋を読んで、「昔どこかで読んだマンガに似てるな~」と思った。えーと…、えーと…。歯医者さんの話では無かったな。
Commented by ruhiginoue at 2011-06-03 17:59
 残念ながら見当つきません。
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by ruhiginoue | 2011-06-02 15:14 | 国際 | Comments(2)