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by ruhiginoue

戦災の被害者が補償を受けるのは権利

 広島の松井一実市長が被爆者と面会した際、被爆者援護に関し「何か権利要求みたいに『くれ、くれ、くれ』じゃなくて、感謝の気持ちを忘れんようにしてほしいが、忘れている人がちょっとおる」などと発言し、被爆者団体から批判されている。
 「クレ、クレ、クレ、クレッペ、クリャルカ、クリャリンコ、なんでも欲しがるクレクレタコラ」という歌があるけれど、冗談ではすまない。
 まず、権利とは施しではない。なのに権利要求が物乞いだと言っている。そして、戦争の被害については、それぞれの国が国民に自ら補償し、敵国だった相手への請求権は放棄する条件で講和をしているのだから、要求しなくてもすでに権利である。なのに感謝しろと言う。
 だから広島市長の発言は、二重に間違っていて、政治家失格というより社会人失格である。
 ところが、そんな市長がいても当然の日本である。日本は戦災の補償を怠っており、だから違法であるとして東京大空襲訴訟などが起きている。ドレスデン空襲の被害は、加害国のイギリスでなくドイツ政府が補償し、ロンドン空襲の被害は、加害国のドイツではなくイギリス政府が補償しているのに、日本はどうしたのかと言われている。
 その一方で、外国人が日本政府に補償を求めて裁判を起こしたら、講和条約や共同宣言により請求権が消滅していると否定するので、とんだダブルスタンダードであると批判され、日本の国際的な評判が悪くなるのだ。
 
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by ruhiginoue | 2011-06-17 14:21 | 政治 | Comments(0)