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by ruhiginoue

「まだ最高裁があるんだ」

 「やっぱり最後に頼れるのは最高裁」
 橋下サンは喜んで言っていた。何万通もの懲戒請求で嫌がらせをしようとテレビで呼びかけたのに、たくさん懲戒請求が来たのはテレビを見た人が多かったからだと事実をねじ曲げてまで庇ってあげた最高裁は、タレント弁護士から政治家へと転じたことを意識したのだろう。
f0133526_1594435.jpg これは、八海事件の裁判をもとにした映画『真昼の暗黒』で、偽証と警察の拷問により冤罪に陥れられた青年が、到底ありえない事実認定により有罪となってしまい、「まだ最高裁があるんだ」と悲痛に叫ぶラストシーンとは大違いである。
 八海事件の裁判で被告に付き、映画の原作となった『裁判官 人の命は権力で奪えるものか』を著した正木ひろし弁護士らと、橋下弁護士とは正反対の立場にある。
 そして、虐げられた者にとって最後に残った僅かな希望ではなく、権力に媚びて弱い者虐めをしている連中にとって「頼りになる」のが最高裁である。だから「最高裁は最低裁」と皮肉られる。
 これは今始まったことではない。だから、ついに家賃の「更新料」は違法ではないという初判断までしてのけた。
 TUTAYAだって更新料を取るが、その代わりに今後も利用する約束をしていただいたお礼として無料チケットを渡す。そうでもしないと、今では他の手段が幾らでもあるから客が逃げてしまう。
 ところが住居については、持てる者と持たざる者の力関係によって契約が半強制的である。それを、自由に契約しており高額でなければ問題無いという判決だが、高いから無理強いされたと感じて裁判沙汰になったのだ。安かったら面倒で金と時間のかかる裁判なんて最初からしない。
 判決文を読んで不愉快になったのは、これが三番煎じくらいになっている内容だからだ。すでに労働事件であった。労働者の権利を侵害していても、そういう約束で雇ってもらったのだから文句を言うな。嫌ならそこに就職しなければよい。現実社会の実態を無視しているので糾弾されたものだが、それを恥しらずにも猿真似して見せている。
 この調子では、次は原発被害について強引に否定し、東電への賠償を片っ端から棄却することだろう。国民は覚悟しておいたほうがいい。


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by ruhiginoue | 2011-07-16 11:56 | 司法 | Comments(0)