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by ruhiginoue

政治のポピュリズムは操作されたもの

 大阪市の平松市長が、記者会見で、大阪府知事選挙に立候補する可能性を口にし、橋下府知事は「大阪維新の会」などと言って「この2年近く、政務にかまけていた」と批判した。
 だいたいタレント知事たちは、なにか政策がしたいかではなく、地位が欲しいだけにしか見えない。それをきちんと見ていない有権者が多いから、居座っていられる。
 また、権力の座にあれば、得なことが色々とある。だから菅総理が、辞めろと言われ、辞めると言いながら、辞めないのだろう。そう実感させられるのが、橋下知事がタレント弁護士として放言した件だ。あれだけの事件を起こして、政治家になっていなかったら、最高裁が逆転勝訴させはくれなかっただろう。
 もっとも、このさい裁判長だった竹内行夫最高裁判事は、元々、法曹ではないから司法に疎いうえ、外務省事務次官だった小泉政権時には、自衛隊のイラク派遣に反対した外交官を首にしたことにより有名である。
 つまり、小泉とか橋下のように、人気取りは上手だが、本当のカリスマではなく、有権者の集団ヒステリーを煽る手法を得意とする政治家を、援護射撃したがる人物である。
 だから、懲戒請求は中身が問題なのに、それを橋下が、何万という数で弁護士会に圧力をかけようとデタラメを言って唆した事実を曲げて、沢山の懲戒請求は橋下に大勢の人たちが共感したためだとし、責任転嫁どころか積極評価してしまっている。
 また、同じ懲戒請求は一つあれば良く、なのに沢山来れば、無意味な事務的作業をさせられるから、そんなことを唆せば嫌がらせでしかないというのが、そもそも問題であった。これが、違った内容が沢山なら、事務処理はより面倒にはなるが、その意義は一応ある。面倒でも、弁護士としての社会的責任があるのだから、その請求内容がお粗末だったとしても、疑問には答える義務を持つというべきだ。
 それを、最高裁判決は、同じ内容なら対処は楽になるから損害は無いという屁理屈である。それでいて、弁護士なら批判されても我慢するべきだと言う。つまり、弁護士の社会的責任からの批判およびそれに対応する面倒さには目もくれず、単純作業の事務処理をする義務としてしか仕事を見ていない。いかにも、法曹ではなく官僚の発想である。
 このようなことをする人物が、都合良く異動して、小泉には外務省から、橋下には最高裁から、あてがわれている。とても偶然とは思えない。今流行りのポピュリズムは、操作されたものだとの指摘がある。人気取りばかりしている政治家は、単なるお調子者ではないということだ。
 だから、軽く考えてはいけない。

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Commented by デカ at 2011-07-20 21:40 x
権威のない判例であるから問題ないでしょう。しかし、彼の判断じゃなく、お膳立ては調査官によって成されているはずだから、竹内に預けたところが最高裁の官僚的卑劣さ。これをむしろ非難すべきだろうね。
Commented by ruhiginoue at 2011-07-20 21:56
 確かに、しょせんは小法廷の判決。タチの悪い地裁判事は、そのあと異動したらだいたい最高裁で下調べ係をやってますね。
Commented by デカ at 2011-07-21 21:37 x
いや、性質の悪いじゃなくて、優秀な判事でしょ。
もうすぐロースクール飛び級組みのエリートが
司法試験受けるようになるから、彼ら東大法学
部が最高裁を完全支配するんじゃないですか。
それが、霞ヶ関の考えた司法改革なんだから。
ただ、もう国内法だけで済む時代じゃないから、
戦争中の兵学校みたいなもんで、活躍できる頃に
は軍はないという事態はありうるけどね。

Commented by ruhiginoue at 2011-07-22 19:04
 それについては、多くの弁護士たちが「中坊のせいだ」と言ってます。
Commented by デカ at 2011-07-25 22:51 x
やつらは、エリート歓迎なの?
by ruhiginoue | 2011-07-19 16:28 | 政治 | Comments(5)