コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

現場に行って見たことがある東電OL事件

 「東電OL殺人事件」は、被告の支援者らと一度現場を訊ねたことがある。
 渋谷から井の頭線ですぐの場所で、渋谷から歩いても簡単に行ける。そこの古いアパートの一室だった。最初に見た人は、女性が死んでいるとは知らず、普通に寝ているのだと思ったそうだ。
 東京電力に勤務しながら、なぜか買春をしていて、特に事情は見あたらなかった。『クライム・オブ・パッション』という映画を地でいくようだった。
 そんな女性が殺されたのだから、客と何かあって殺害されたと思うのが普通だが、このとき犯人とされたのが、ネパール人のゴビンダという人。強盗殺人罪で無期懲役が確定していたが、再審請求審で、被害者の体から採取された精液を鑑定したところ、別の男性のDNA型が検出され、殺害現場に落ちていた体毛の1本と一致したそうだ。
 それなら真犯人が別にいる可能性が高い。もともと裁判が、被告を強引に犯人と仕立て上げたと批判されていた。一審では無罪判決だったのに釈放されず、すぐに二審で有罪とされた。外国人だから逃げないようにしておいて、そのとき既に逆転有罪にするよう手が回っていて、それを前提にしていないと有り得ない対処だった。実際、物的証拠について変なことばかりで、勤務先との関係から謀殺説まで囁かれた。
 そんな逆転判決を聞いたゴビンダ被告は、「ああ、神様、私はやってない」と言って嘆いたそうだ。これは国籍による差別と偏見ではないかと言われた。家族のため出稼ぎに来た辺鄙な国の貧しい男だから。
 今日は、英会話講師殺害事件の無期懲役判決もあった。犯人は許せないにしても、遺族を連れてきて外国人の視点で日本人を見下したような態度をさせていたから、不愉快だった日本人も少なくない。
 それは、同じく出稼ぎといっても、英会話を教えに来た西欧白人であるからだ。よく、ネイティブスピーカーの外国人が先生だというのが売りの英会話教室では、講師募集のさい語学力より「容姿端麗」が重んじられ、「白人」「金髪碧眼」という条件までが付け加えられていたりする。
 その講師に目がくらんだ東洋人の野蛮な男が犯人だから、死刑にするよう講師の親は求めていたわけだ。EUでは野蛮な死刑制度の廃止が加盟条件だけど、日本なら良いということだ。
 果たして、東電のOLを殺害したのが西欧人だったら、ネパール人と同じ対応を日本の司法はしただろうか。
 ゴビンダ受刑者は、現在44歳だが、逮捕されて十数年、三十代を棒に振ったと悲しんでいた。自分にとって最も活躍すべき年代であるうえ、家族のため稼ごうと働きに来たのだから、国に残された妻子は、精神的にも経済的にも、たいへんな苦労を強いられている。
 こんな司法がまかり通っている日本は、度し難い。そして、それを批判している人権擁護運動団体でも、ゴビンダ受刑者を支援している人たちは自分と支持政党が違うから許せないと言う爺が偉そうにしていたり、権力犯罪の被害で人生のもっとも充実した時期を棒に振って苦労した人を侮辱して悦に入る爺がいるから、とても度し難い。
 そんな爺どもは、だいたい昔の過激派世代で、爆弾事件で逮捕されたと自慢していることで共通している。別の事件に関与したとされる、つながりの無い容疑者だったのに、言動が同じなのだ。
 それではいけないと批判したところ、彼等としては面白くなかったようだ。支持政党の違いを許せないと言う、爆弾事件関与逮捕歴の週刊現代記者だったという老人は、我こそが冤罪事件の最高権威であり、後の世代の者が別の考えで活動すると、自分がやってきたことを否定することになるから駄目と言い、そのとき冤罪事件救援に熱心な映画監督山際永三氏の名を出し、まるで自分の子分であるかのように言った。
 では、もしSF映画を作ろうとするとき、山際監督が昭和四十年代に関わっていた『ウルトラマンタロウ』の話をして、『アバター』は「3D」や「CG」を使っているから駄目だと言ったらどうか。それと同じなのだが、化石左翼の頭では理解できない。
 しかしもっとタチが悪いのは「土日P事件の清志」で、嫌がらせで応じたうえ、医療過誤の被害で手の動きがもたついているのを「あれえー、なにやってんだあー」とコケにした。
 そこへ便乗し、生まれつきの身障者で全身と言葉が不自由な五十代の男が、笑いながらまとわりついたから、前から疑っていたとおり、この人は司法問題に真に関心があるのではなく、他人の不幸を見て自分を慰める裁判傍聴マニアだと確信した。
 こんなことばかりだから、まともな人権擁護運動がなくて、日本の司法は安心して腐敗堕落し、諸外国から野蛮国と見下されるのだ。
 そこで、そうした運動の世代交代を進行させている。機会があったらぜひ協力して頂きたい。

 人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
 

社会総合 - エキサイトニュース
[PR]
by ruhiginoue | 2011-07-21 20:31 | 司法 | Comments(0)