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by ruhiginoue

拉致事件は解決済み

 北朝鮮外務省の日本担当者は、拉致事件について話し合う意思がないと表明したそうだ。
 一つは、野田総理の内閣に期待できないから。新政権が発足しても、このところ日本は大臣が頻繁にかわっているので、交渉しても継続性がない。
 もう一つは、拉致問題は解決済みとの認識だから。日本人行方不明者の中で、北朝鮮に居ると判明した人たちは帰国したので、もう外交懸案は解決したということだ。
 例外もあって、行方不明になってから自分の意思で北朝鮮に住んでいる人もいるが、そういう人は外交交渉とは無関係に、自分で日本の家族に連絡して家族を招いたり好きにしているので、拉致問題とは無関係である。
 それ以外の人たちは、明らかに北朝鮮とは無関係、さっぱり判らない、北朝鮮に居たけれど既に死亡している、と3つに分類できる。
 1番目はこの問題からまったく除外されるし、2番目の人たちは時間の経過が大きうえ手がかりが無く究明は不可能、だから問題は3番目の人たちだ。
 これについては、田原総一郎の発言がもとで騒動になった。日本の外務省は、亡くなったと言われる人たちは実際に亡くなっているという認識である。ところが、希望を持ち続けたい家族が現実を受け容れないので、外交が進まなくなってしまったということだ。
 これは、どう考えも本当に亡くなっている可能性が高い。それは家族だって解っているはずだ。ただ、確実に全員が亡くなったとまでは言いきれないので、自分の家族はそのうちに入るのではないかと期待するだろう。それは僅かだが、心情としては当然だ。
 その、少数の人たちのさらに僅かな希望に、国全体が振り回されても困る。しかし、それを言うと薄情の誹りを受ける。だから外務省としては風化するのを待っているはずだ。それを北朝鮮も認識しているから、もう関知しないという態度なのだろう。

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国際総合 - エキサイトニュース
by ruhiginoue | 2011-09-01 08:54 | 国際