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by ruhiginoue

捏造報道の効果を認めた国民評議会

 リビアの首都トリポリの中心にある「緑の広場」で、反政府勢力が勝利の勝ち鬨をあげている映像は、外国に作られたセットでエキストラを動員して撮影された捏造をアルジャジーラが放送したという内部告発があったが、その後、たしかに映像を見ると群衆はカメラを意識して同じ動きを機械的に繰り返している様子でやらせ臭いし、何より背景の建物が実際にあるものと異なっていると指摘された。
 そして、NATOの支援を受けた反政府勢力は、これが捏造であり、世界中を騙す目的で、効果があったと述べている。
 
 



 これはNATO加盟国以外の大手メディアではしきりと報道されているし、NATO加盟国でもフリーランスのジャーナリストたちは、NATO側の嘘宣伝と戦争被害隠蔽を告発してきた。
 ところが、「首都陥落」以降は、フリーランスのジャーナリストたちと連絡が取れなくなり、ツィターのアカウントが消失してることもある。
 そして、報道はNATOの御用ばかりとなった。実際にはNATOの攻撃なのに反政府勢力が勝利して国民から歓迎されているという空々しい宣伝ばかりである。
 空々しい最たるものは、女性たちがカダフィから解放されたと喜んでいる「共同」の記事である。サッカーの応援のように顔に王政時代の国旗を描いて、自由を満喫しているというふざけたもの。
 歴史を少しでも知っている者なら、嘘がすぐわかる。王政時代にイスラムの戒律で女性はがんじがらめだったのを、当時二十代だったカダフィら青年将校団が軍事クーデターを起こし、死傷者を出さず完全に体制転覆させ国王を亡命に追い込み、無血革命となった。
 そして、イスラム教を国教としながらも、信仰は精神が重要だから、あまり形式にこだわるべきではないとして、女性の支持を受けてきた。リビアがイスラム諸国中でもっとも男尊女卑が少ないことは、昔から周知の事実だった。
 ところが反乱勢力には、女性は顔も頭髪も隠せという戒律重視のイスラム原理主義者が幅を効かせている。だから、女性たちは不安を感じているという報道があったのだ。当然のことだろう。
 なのに、サッカーの応援みたいなことをしているのは、いかにもやらせという感じで、報道管制がされていることも併せて考えると、記事は御用の虚偽と見るべきだ。
 
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国際総合 - エキサイトニュース
by ruhiginoue | 2011-09-03 11:23 | 国際