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by ruhiginoue

「私は殺されることで寿命をのばす」

 カダフィ氏が戦死したらしいと報道されているが、銃撃戦に巻き込まれたとか、負傷しているところを捕らえられて殺害されたとか、情報は錯綜している。
 彼が死亡したとしても、彼はもともと波乱の人生を自ら選択したのだ。また、七光りでもないのに二十代で国の頂点に上り「明るい炎は早く燃え尽きる」という格言に反して四十年以上も君臨してきたし、その異例な長さにしては、晩節を汚さずに済んだのは殉教者となったからで、後はゲバラのようにTシャツとなるだろう。
 ベドゥィン遊牧民を率いてファシスト党政権イタリアと戦い、捕まって絞首刑にされたオマー=ムクター(享年73)は、自分が死んでも後の世代が続くので「私は殺されることで寿命をのばす」と言い残したが、これと同じことである。傀儡政権が出来たリビアは、イラクやアフガンのように混乱するだろうと言われてきたが、そこではムクターとカダフィの肖像を掲げたデモが発生するだろう。
 また、リビアの国旗として使われてきた緑の旗は、これからは反NATOの旗として使用される。
 すでに指摘してきたように、ほんとうに世界各地の報道を検証していれば、NATOの御用報道ばかりしたうえ歴史的事実に反した虚報まで積極的にしてきた日本のマスコミは信用できない。
 自ら政治にのめり込んだ者は殉教者となればそれもまた本望だろうが、この犠牲者たちは違う。内戦の巻き添えから一般人を守るための国連決議に堂々と違反して、傀儡政権を作るための軍事介入をし、一般人を殺害したNATO加盟諸国は、今後も責任を問われなければならない。
 とりあえずNATO加盟諸国の製品は、ボイコットするべきだ。




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国際総合 - エキサイトニュース
by ruhiginoue | 2011-10-21 14:35 | 国際