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by ruhiginoue

ユダヤ人とシオニスト

 ジャーナリストのミシェル=コロン氏については先日紹介したが、彼は最近、シオニストが欧米で暴虐をふるって政治経済の混乱や戦争を煽っていることについて持論を展開している。

 それによると、そもそもシオニズムとは過激思想であり、信奉するシオニストとは急進派でしかない。そして、ちょうど、本当のイスラム教徒はアルカイダなんてイスラム教本来の教えに反していると批判するのと同様に、本当のユダヤ教徒はシオニズムを否定し、シオニストのすることを批判している。

 ところが、やはりシオニズムやリビア戦争について同様の批判を展開しているアラン=ソラル氏は、コロン氏の言うことは大間違いだと言う。
 そもそもユダヤ教の基本的な教義が差別的であり、そこからシオニズムは発生しており、ユダヤ教徒は圧倒的にシオニストで、これを批判しているユダヤ人は教徒全体の1%ほどしかいないという。

 これはよく議論されていることで、ユダヤ人は進歩的とも極右とも言われるし、禁欲主義者と拝金主義者とがいるし、共産主義者と反共主義者とがいるし、それは場合によってご都合主義により態度が変わるからだと、日本ではデーブ=スペクターなんかを引き合いに出して言われたりする。

 これについては、日本人はこうだ、韓国人はこうだ、中国人はこうだ、というのが「受ける」けれど「受け容れられない」というのと同じだから、現実に今の世界へ害悪を及ぼしているシオニストを問題にするとしたら、コロン氏のように論を展開するほうが説得力を持つのではないだろうか。
  



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by ruhiginoue | 2011-11-09 22:09 | 国際