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by ruhiginoue

豊田有恒を起用した反原発の「通販生活」

 「通販生活」誌は、便利とか優良などの商品だけでなくユニークな商品や、非実用のユーモア商品を扱うとともに、誌面で時事問題を扱いながら、テレビの宣伝でも時事問題をネタに風刺を効かせている硬派さで人気がある。
 これは消費者の立場というポリシーのためで、その意味では「暮らしの手帖」と共通している。
 そして、「通販生活」は原発をCMでとりあげ、是非は国民投票にかけるべきと呼びかけたのだが、その放送をテレビ朝日が拒否したとして話題になっている。
 同誌を発行するカタログハウス社は、もともとテレビ朝日のみでCMを流しており、今回は「報道ステーション」と「徹子の部屋」でCMを流すことを計画していたが、テレ朝側が拒否したそうだ。
 これについて同局は、意見が対立している問題については多角的な放送が求められるため、「ふさわしくない」と判断したというが、それなら原発の宣伝をする電力会社のCMだって流してはいけないはずだ。やはり大口スポンサーである東電に配慮した、と見るのが一般的だろう。
 カタログハウス社の広報によると、チェルノブイリ原発事故以来、反原発が編集方針となっているそうだが、確かに、その当時から、広瀬隆と豊田有恒の討論を掲載したり、原発問題には熱心だった。
 このとき、原発推進派の代表のようにして豊田有恒を出したわけだが、あまりにお粗末だったので、反原発の方針だから推進派には駄目な論客を出したのではないかと疑ってしまった。
 この豊田という人は、『鉄腕アトム』の脚本を書いていたが、手塚治虫から虫プロを追放された。手塚治虫は原発に反対していた。アトムのエネルギーは核融合であり、原発のような核分裂ではない。
 しかし豊田が追放されたのは、新作の情報を商売敵に漏洩したと思われたからだ。後に誤解が解けて和解したが、SF小説家として独立して、あまり売れなかった。それで色々と政治的な発言をはじめ、韓国の悪口さらに原発擁護と続いたのだろう。
 その程度の人だから、「核廃棄物はロケットに積んで太陽に向けて打ち上げればいい」という、とんでも発言について広瀬隆から「そんなことをして、もしも86年のスペースシャトル爆発事故のようになったら、大惨事になる」と指摘された。打ち上げ途中爆発した事故の記憶がまだ新しい時期であった。
 また、「汚染はいずれ技術の進歩で解決できるようになる」と説く豊田に、具体的な展望は無かった。豊田が関わったテレビのSFアニメといえば『宇宙戦艦ヤマト』もあるが、豊田は得意になって「イスカンダル星」は自分の命名だと言っていたけれど、なんでヤマトは148000光年の彼方にあるイスカンダルまで行ったのか。2199年になっても放射能を消す技術は無く、だからもっと科学技術が進んだ星に、放射能除去装置を取りに行ったはずだ。
 このような無責任とんでも発言する輩を出して「原発推進派文化人の代表」として紹介し、原発推進派は救いようがない無いバカという誌面づくりをしたのだから、確かに「通販生活」は反原発にとても熱心ということだろう。


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by ruhiginoue | 2011-12-01 20:25 | 社会 | Comments(0)