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by ruhiginoue

市川森一も死去

 石堂淑朗のことを書いたら、今度は市川森一の訃報も。
 市川は、石堂がいかに変態かという話を笑いのネタにしていたことがある。
 それはともかく、石堂と違って市川は脚本を書き続けた。ただ、タレントの真似事をするようになり、そのころから脚本に対する精力が衰退していたとも言われる。
 これは「鶏が先か卵が先か」という喩えが当てはまることだが、タレントと言っても芸があるわけではなく、よくあるコメント屋になってしまったから、批判を受ける原因だった。ワイドショーに出て見識ぶり勝手なことを言う人たちがいるけれど、その一人となった市川は、犯罪報道がらみで人権侵害発言をしてしまい、『コメットさん』(旧作)のころから盟友だった山際永三監督を怒らせている。
 最たるのは、あの三浦和義事件だった。彼が有名な芸能人の親戚で、その縁で彼自身が芸能人だったことがあるから、彼が事件に巻き込まれたことを芸能報道のようにして、週刊誌とワイドショーが騒いだ。
 ところが、三浦と言う人が芸能人だったのは子供の頃のことだった。親戚の縁で子役をやっていただけで、その当時から性に合わないと感じていたから辞め、その後は自動車整備と貿易の仕事に就き、芸能からはすっかり遠ざかっていた。
 だから、現役の芸能人であっても事件報道として扱うべきことであれば、芸能と縁が無くなって久しい人はなおさら、面白おかしく騒ぐのではなく真面目な報道をするべきだ。そう、騒がれたその当時から、週刊誌やワイドショーを中心とした一部マスコミは、批判されていた。
 また、そうした騒ぎ方で安易にウケを取り、これで視聴率が取れるとなれば、ドラマなど手間暇かけての創作がないがしろになってしまう。
 だから山際監督もマスコミに異議申し立てをしていたのだが、これに対して、テレビで市川さんがケチを付けてワイドショー擁護の発言をしたと言い、山際監督は怒ってしまったのだった。確かに市川のタレント化は、よくいろいろな人たちから批判されてきた。
 こうした市川の経緯をみると、自らの本業が留守になっただけでなく、その本業を衰退させる手助けをしてきたようである。第一線で活躍した人がこれでは、ニュースもドラマも、テレビが役に立たなくて面白くもなくなったのは当然であり、衰退したのはインターネットなど新しいメディアの登場で割を食っただけではないだろう。
 
  
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by ruhiginoue | 2011-12-10 20:56 | 映画 | Comments(0)