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by ruhiginoue

金正日さんがお亡くなりになって残念なこと

 金正日死去で残念なのは、なんといっても「形成外科の金正日」「警察病院の金正日」という喩え話が、印象薄くなってしまうことだ。
 これは、拙書を読んでいただいた方には、お解りだろう。
 その父親は日本形成外科の父と言われ、多くの弟子たちを育て慕われカリスマ指導者と呼ばれ、美容外科に多大な影響があり、日本全国の、大学病院の形成外科の教授や、大病院の形成外科長らは、だいたいその弟子筋なのだが、もと居た警察病院の形成外科部長などの職には、息子が就いている。
 そして、親の七光りの癖に、と言われていて、かつて自衛隊中央病院の形成外科長だった人が「先代ならともかく、二代目を日本形成外科の代表のように思われたくない」と言い、東大医学部教授は「先代は私の先生だけど、二代目は関係ない」と言ったりしている。
 そして、そもそも形成外科とは戦争負傷者の治療から始まったもので、それが美容へと転化していったものだが、それが日本では警察病院とか自衛隊病院が舞台となり、負傷者の治療を主な目的にしていたのだが、二代目になってからは金儲け主義の美容へと誘導されるようになり、医師らは高額所得者となってベンツを乗り回し始めたのだった。
 ただ、本家の総書記は、父親の元首相が建国の父だった威光を借りてはいても、やや事情が異なる。形成外科のほうは、父親が東大医学部卒だが息子は偏差値が低く学費が高い私大卒で、外国留学したというが遊んでばかりという証言もある。
 だが、北の共和国のほうは、父親が跡継ぎとすべく英才教育を施し、外国人家庭教師をつけ、本人も真面目に勉強して成績優秀だったうえ、最高権力者の子息としてチヤホヤされても、そのことを鼻にかけたりする態度は絶対にとらず、務めて謙虚にふるまったという外国人家庭教師たちの証言がある。これは退任して帰国して後の、利害関係が一切なくなってからの証言である。
 これは当然のことで、本当に跡継ぎにしたいなら、そう指導するものだ。これと違うことになるのは、親の意向ではなく子供がやりたがった場合なのが相場だ。
 これについては、あの笹川良一の息子の笹川陽平が語っていた。実は前に住んでいたところが近所だったので、よく見かけていた。ただし知り合いではない。彼は、仕事の用事で北朝鮮に行ったことがあり、そのとき、自分と同じような立場の金正日に大変な関心があったので会いたがったが、日程などの都合ですれ違ってしまったため、父親の金日成に会って息子のことを尋ねたそうだ。
 すると、親と子であると同時に、上司と部下の関係であるため、何か言うことはできないと言われたそうだ。なぜなら、どんなに客観的に私情を排して評価しても、悪く言えば謙遜していると受け取られるし、謙遜ではなく実際に悪いなら、駄目なのに登用しているのは贔屓だとの誹りをうけてしまい、逆に良く言えば、それが事実であっても親バカと言われてしまうから、なのだそうだ。
 そして、仕事の場では常に肩書きで呼び合い、親子としてふるまうことは絶対にしないという。それを聞いて笹川陽平は、自分も父親の笹川良一からそう扱われてきたので、金日成の息子に対する態度は正しいと思い、よく噂されるような、金日成が死んで息子の金正日が跡を継いだら北朝鮮が崩壊するということは無いだろうと言っていたそうだ。それはいちおう当たっていた。
 
 
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by ruhiginoue | 2011-12-22 20:04 | 国際