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by ruhiginoue

NATOやアメリカ帝国主義を支持する新社会党

 リビアの首都で民兵同士の戦闘があり、四人が死亡したと報道され、相変わらず内戦状態であることが明らかになった。
 それに先立ち、こんな報道もあった。


 カダフィ派の立候補禁止=国民評議会が新法―リビア 時事通信 1月3日(火)6時21分配信

 【カイロ時事】カダフィ政権崩壊後のリビアを暫定統治する国民評議会は2日までに、元最高指導者カダフィ大佐の関係者や支持者が選挙に立候補することを禁止する法案を公表した。
 独自思想をまとめた大佐の著書「緑の書」をたたえた学識者も出馬は禁止。国民の間では、昨年10月にカダフィ大佐が死亡した後も、旧政権関係者が権力に居座っていると批判が強い。新法には「カダフィ時代一掃」を示す狙いがあるようだ。

>国民の間では、昨年10月にカダフィ大佐が死亡した後も、旧政権関係者が権力に居座っていると批判が強い。


 ほんとうに国民の批判が強いなら、選挙立候補しても落ちるだろう。 ところが落ちなそう。カダフィへの支持は国民に強く、そのうえNATO軍の侵略によって作られた傀儡政権への批判も加わり、選挙をやったらカダフィ派が圧勝しそうだから立候補禁止。他に考えられない。
 これのどこが民主主義か。なにが民衆革命か。普通に選挙をしたら傀儡の国民評議会政府(非国民評議会が正確だと言われている)はカダフィ支持派に勝てないと認めたも同然だ。
 だいたい、「カダフィ派」といっても、リビアには、シリアやイラクのバース党のような支配的な政権与党いわゆる「ヘゲモニー(覇権)政党」は無かったから、パージの対象は無制限に適用される可能性がある。そうなると、旧政権の官僚を全員解任するとの意味ではなく、NATOに寝返った裏切り者以外はみなカダフィ派ときめつけて、一切の反対を口封じできる。

 こうなることはわかっていた。だから、大手マスコミの御用報道に対抗して情報発信がなされてきており、そこに当ブログも当初から参加してきた。
 ところが、アメリカ帝国主義とか言う批判をしてきたはずの団体が、この不正を堂々と支持してきた。その中心が新社会党である。


江原ひであき 新社会党東京都本部副委員長

大きく変わるか世界の指導者。 シリアの民衆革命なるか! 
チュニジア、エジプト、リビア、イエメン、シリア等々に独裁政権打倒の民衆蜂起が続いている。一連の民衆革命に西欧の新自由主義陣営がどのような意図を持ってどのように関わっているのか解らない。
特に仏、独、英などがリビア(カダフィ)撲滅に侵攻した大義は何なのだ?いずれにしても、民衆が「自由を、民主主義を、独裁打倒」といって、力で政権を転覆したことは間違いない。
http://blog.goo.ne.jp/h-ebara/e/ce66beaf5656c4f4f9e070ce30c6da7a


 また、同党の機関誌では、橋本勝という、かつて朝日ジャーナルに連載していた本多勝一のエッセイ『貧民なる精神』で挿絵を担当していたイラストレーターが、カダフィを誹謗する陳腐なポンチ絵を描いて掲載していて、その絵柄とはカダフィが石油を抱えて威張っているものだが、これはCNNのサイトが侵略翼賛プロパガンダとして掲載したものの盗作といっていいほど酷似している。
 つまり社民党や共産党より左よりのはずだった新社会党は、アメリカ帝国主義とかNATO軍の侵略とかその御用メディア嘘宣伝に、まるごと迎合しているのだ。変節したのか、正体を現したのか、それとも情勢分析が出来ないただのバカなのか。どうにせよ、勢力と影響力が乏しいかった新社会党は、そのうえこれだから、もう存在意義がないというより消滅するべきだろう。


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Commented by ケーキイーター at 2012-01-05 19:45 x
この間ふと「アブラの春」て言葉が口から出たんですが。どういう状況で使えばいいかな。
Commented by ruhiginoue at 2012-01-05 22:26
 七十年代の中東戦争にゆる石油危機(オイルショック)のとき、早口言葉で「アラブのアブラ、アブラのアラブ」と三回繰り返して、つっかえなければ大した物だというのがありました。
 産油国を侵略して傀儡政権をつくった石油資本からすれば、まさに「アブラの春」でしょう。
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by ruhiginoue | 2012-01-04 22:04 | 政治 | Comments(2)