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by ruhiginoue

アメリカの銃社会を擁護する日本人

 敗戦によって日本はアメリカに従属してしまったという事情は、現実なので無視はできないが、だからといって、なにか問題が起きたときに物事の本質を歪めてごまかそうとするのでは、現実を見誤ってしまう。
 ところが、アメリカに追従する日本を正当化しようと、いろいろと言いくるめようとする言説がマスメディアには目立つ、ということは先に指摘したが、それにしても知恵が無さ過ぎる人がいる。
 例えば、ろくに著書も無いのになぜか「評論家」としてテレビ朝日が売り出した元読売新聞記者の塩田丸男である。彼は、「ばか丸だし男」といわれるほど不見識で、権力にこびて弱いものいじめ発言を繰り返し、それも『週刊新潮』の受け売りなど言葉が地に足ついておらず、後に雑誌に随想のようなものを書いていたのを読んだら、内容以前に文章がまともではなく、これでは記者失格なうえ下品な発言をするしかないお粗末も当然であった。
 そんな塩田ばか丸だし男は、日本人留学生がアメリカで射殺された事件があったときなど、自衛のためだと言って銃器マニアの射殺犯人を擁護したうえ、アメリカには事情があるのだから批判は間違いだという趣旨の発言をしていた。
 もちろん、日本とアメリカとで、治安や発想の違いがある。しかし銃器の氾濫はアメリカでも問題になっていて、マイケル=ムーア監督の映画『ボウリングフォーコロンバイン』が話題になる前だったが、日本人留学生射殺事件は、アメリカ国内でも深刻な社会問題として捉えられていた。
 なのに、同胞の被害者を責める塩田丸男は、アメリカと、その腰巾着の日本を擁護してたのだった。
 この当時、被害者を責めるように言った人は他にもいたが、それは「殺されて文句を言うならアメリカなんか行くな」というもので、アメリカに圧力をかけるものだった。アメリカは外貨獲得のため観光振興に力を入れ、ブッシュ大統領(父)自ら出演して名所案内をするCMを、日本のテレビにせっせと流していた最中だったのだから、ここで事件に関して「アメリカは危険だから行くな」と言われたら、アメリカにとって大打撃である。
 このように、被害者に冷たくしているようでいて、実はアメリカに圧力をかけているのは効果が絶大である。それとは違い、塩田丸男はただの薄っぺらな媚びでしかないから、嫌らしいだけだった。
 つまり、無能だから媚び諂いをするのであり、無能ゆえ気位がもてず、恥も知らなくなるのである。だから単に仕事ができないという人を責めては駄目だが、嫌らしい立ち振る舞いをしている者は、おもいっきりコケにしてやらないといけない。でないと追従する人が出てしまう。

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by ruhiginoue | 2012-03-24 16:43 | 国際