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by ruhiginoue

全体が駄目な自衛隊

 新聞記事のスクラップを整理していたら、小川和久という軍事評論家の談話を久しぶりに見て思い出した。
 防衛施設庁と合併する前の防衛庁が、情報公開請求者を監視するようにしていたことが問題となった件で、彼は「鶏小屋の番を狐にさせるようなもの」と言って批判していた。
 組織防衛のため秘密を守るのは当然だが、そればかりでは、市民の信頼を得られないし、内部でも腐敗の原因になるので、隠す必要がないことは明らかにするというのが情報公開の意義だ。
 ところが、これについて自衛隊は、組織防衛を担当する部署の者が、情報公開制度に関与してしまっていたので、問題が起きた。それで、盗る側と盗られないよう監視する役とを間違えたという意味の喩えをしたのだった。
 そして、こうなってしまうということは、組織の中で人員を適材適所で配置することが出来ていないということだから、問題は情報公開だけにとどまらず、自衛隊全体が適正に業務をこなしていないということになる。
 そして、これを証明してくれたのが例の田母神という、問題発言し目立つことでタレントと化して売り出した人だ。彼は情報公開問題でも、もっと監視すべきだと部下を叱ったのだそうだから、業務の意味内容と適材適所ということがわかっておらず、開き直ったつもりで実は組織人として無能だと告白したも同然である。
 こんな人が航空自衛隊の頂点に居られたとは平和ボケも極まれりだが、これだから自衛隊はもう組織全体が駄目なのは確実で、そうでなければもっと仕事が良くできるはずだ。
 どんな組織でもそうだが、仕事が出来るかどうかは、人員とか予算より、その配置とか配分の影響が大きい。その点では他の公的機関にも問題はあるだろうが、自衛隊はかなり不味い状態であることがわかる。
 これは、他にも、部下が言うことを聞かないのでノイローゼになったとか、業務にあたっての命令で私用を言いつけたとか、仕切る立場の人たちに問題があることを、自衛隊はいろいろと指摘されていることからも、明らかである。
 これも動物の喩えで、「一頭の獅子に率いられた百頭の羊と、一頭の羊に率いられた百頭の獅子とでは、前者のほうが強く狩りが上手」というが、それで言えば自衛隊は後者である。
 
 

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Commented at 2012-04-11 00:01 x
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by ruhiginoue | 2012-04-10 20:48 | 社会 | Comments(1)