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by ruhiginoue

癲癇(てんかん)と映画『誤診』

 死亡7人重軽傷11人という多大な被害となった京都祇園でのワゴン車暴走事故は、死亡した運転者が癲癇(てんかん)の持病があったことから関連があったのかと騒がれている。
 これについて、運転者の家族は、よく車の運転をする仕事なので、危ないから転職すべきだと進言していたと言い、勤務先の社長は、五年ほどの勤務の中で発作は一度も無く、発作を起こしやすい疲れている状態で運転するような勤務にはさせてなかったと言い、かかりつけていた病院の医師は、車の運転は駄目だと明確に禁止していたと言う。
 つまりみんなで責任回避しているわけだが、差別や偏見があるから周囲で隠蔽したり当人が強がってみせたりして、よけいに危険があるという問題は、過去に述べたことがある。

ケネディ暗殺犯の殺害犯もてんかん

児童のとき刺されて救急車で病院に

 しかし、運転中に発作を起こしたのなら意識が無いはずだが、そのワゴン車は追突してから後退したうえ追い抜いたり、クラクションを鳴らしていたりと、運転者に意識があったとしか思えない暴走の仕方であったという目撃談もあり、原因はまだ謎である。
 もしかすると、治療の副作用だったのだろうか。アメリカのテレビドラマで『誤診』という作品がある。これは今またアカデミー賞の名女優メリル=ストリープがエミー賞の熱演で話題の作品で、彼女が扮する主人公の息子が癲癇の治療により副作用で異常な行動をとり、周囲の人たちに無差別な暴力をふるうなどして暴れ回る。
 それと同様の原因が祇園の事故にあるかどうかは不明だが、どうであれ医療業界の圧力によって真相は隠されるだろう。 
 
 ところで、日本では誤訳どころか内容に合っていない邦題が批判されているドラマ『誤診』では、高額で副作用ばかりの治療をやめて、医師の反対を押し切り昔から行われていた断食療法によって息子は回復するが、これについては断食療法に過度の期待を抱かせるという批判もある。効果があってとても良くなった人たちはいるが、副作用もあるし、効果についての根拠も明確ではないからだ。
 もちろん、そのため劇中で医師も反対するのだが、しかしドラマが問題にしているのは治療の優劣ではない。〝医学界で認められた療法〟を受けたら弊害ばかりなので、文献をあさり独学した親が、他の治療法にかえてほしいと訴えるのに、保険制度と医師の権威を傘にきて拒絶する病院の人間不在を問題にしている。
 例えば癌の治療にしても、「丸山ワクチン」を試したいと患者が言って賛成する医者はまず居ないだろう。効いたという人もいるので、試すことは可能だが、そこまで行くには大変である。
 また『患者よがんと闘うな』という医師による治療告発本が話題になるなどしても、手術や抗がん剤を信奉する医師もいるし、信奉してないし自分だったら断固拒否だけど金をとれるからと患者には推奨する医師もいる。
 そういう背景があるのだから、よくこのドラマを物語の主題ではなく医学的見地から批判している人がいるけれど、それは薬や手術の擁護者であって不純さが感じられる。これだから、今回の交通事故にしても、治療の副作用が原因ではないかという発想は禁忌であろう。

 
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Commented by ケーキイーター at 2012-04-14 17:14 x
「神のみぞ知る」状態ですか。
Commented by ruhiginoue at 2012-04-17 22:06
 真相は闇に葬られることでしょう。
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by ruhiginoue | 2012-04-14 07:07 | 社会 | Comments(2)