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by ruhiginoue

「お前たちと話しても面白くない」

 「もうやめた。お前たちと話しても面白くない」
 映画監督の大島渚が、何かの番組で怒ってしまい言った言葉だ。何かのきっかけで、俳優の大竹まことが「多数決の原理というけど、多数が正しいとは限らないから、疑問だ」と言ったら、同席していたタレント政治(性事)学者の舛添要一が「それでも多数決は民主主義の基本原則だ」と指摘した。
 そこで大島が言った。「多数決はそれ自体が問題ではなく、それをどこまで適応させるかが問題になる」
 ところが、大竹が理解できず、舛添に至っては「多数決で少数が否定されて全体が統一されるのが民主主義だ」と、品の悪い暴論を言い出すものだから、大島が怒ってしまい、「もうやめた。お前たちと話しても面白くない」と言ったのだった。
 議論とは内容が発展して、込み入った話から次第に明確な回答が導きだされるので面白い。これは数学と同じだ。なのに堂々巡りや変な結論になることがあるから、そうなっては面白くないのだ。
 この件で、また例の橋下徹がやってくれた。国歌斉唱口元監視という滑稽な事態を朝日新聞の論説に批判されたところ、「朝日」が、増税議論で政府がどうしても必要と確信するなら異論があっても最後は多数決で押し切る覚悟も必要と説いたことを引き合いに出し、自分の変な条例も多数決で決定されたのだから、自分への批判はダブルスタンダードだとツィターで発言した。
 国歌や増税にどう考えるかとは別に、問題となるのは、それらが多数決の対象なのかである。このことが橋下にはわかっていない。彼はほんとうに面白くない。

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by ruhiginoue | 2012-04-30 23:59 | 社会 | Comments(0)